昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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思い出の地、ドイツ!

スペインの仕事で、今までの担当業務からは完全解放。
後は、一路日本に帰国......。
なのだが、今回はドイツ経由を選択。

実は今年4月、あるパーティーで知人に会った。
彼は、それなりの大会社の将来の社長を噂されたような人物だったが、一言居士が祟り、時の社長と反りが合わず、その時は7月からドイツ転勤を命じられた直後だった。
恐らくは憤懣遣る方なく、言いたい愚痴が山のようにあったのだろう。
当方に「是非ともヨーロッパに来てくれ」と強く要求してきた。
こっちも酒の勢い、「ヨッシャ、必ず」と安請け合いしたのを思い出した。
挫折の数なら誰にも負けない、そんな当方だから彼への励ましにでもなればと、「冥土の土産」に足を伸ばした。

バレンシアからデュッセルドルフまでは、およそ二時間半のフライト。
夕方6時半から、彼と夕食。
わざわざ、彼と会うためだけにドイツを訪問した事にたいそう喜んでくれた。
店は、日本食の「串亭」。
客の大半は日本人だが、稀にドイツ人がいて、ヘタな手つきで箸を操りながら寿司を食べている。
海外では、健康ダイエット料理として寿司が大人気。
しかし、焼き鳥と寿司の取り合わせは、日本では異端扱いに違いない。
彼とは昔話に花が咲き、お互い今後の健闘を誓ってお開きは10時。
今回のドイツ訪問が、それなりに彼のストレス解消に役立ったのであれば嬉しい。

ホテル日航が、ヨーロッパ出張最後の旅籠。
何度も泊まったホテルだが、これにてお別れと思うと感慨深い。
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翌朝はバイキング朝食。
今回はデュッセルドルフで靴展示会と鉢合わせで、中国人バイヤーが大挙して宿泊している。
顔つき、所作振る舞いは明らかに日本人と違うが、一番の違いは朝食の量。
とにかく大皿一杯に、色んな食べ物を溢れるほど積み上げ、大騒ぎしながら食べている。
当方は慎ましく、とは思ったが、ついつい「負けちゃならぬ」と、必要以上に食べてしまった。

昼飯は、ホテルの近くのラーメン屋「なにわ」へ。
今を去る事五年前、初めてこの地を訪問した時に訪れた店だ。
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日本ではタダの「水!」が2€した事を思い出したが、今回もお茶は同値。
とても注文する気にならず、隣の人が注文したお茶をパチリ。
これが2€のお茶!
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異国でラーメン定食(醤油ラーメン、餃子三個、ライス)8.5€を満喫した。
但し餃子の皮の厚い事。
危うく歯が折れるのではと思われるほどだった。
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そのまま、ホテルで午後3時まで滞在。
JALの無料バスでフランクフルトまで移動し、ヨーロッパにバイバイとなる。
ヨーロッパのエージェントが、留守電に挨拶を残していた。
この辺は、日本人以上に濃やかな心配りだ。
「いい仲間だった」と、改めて感謝の思いで胸が一杯になった。