昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ホームコースのゴルフ仲間達

風邪をひいたり、顧客のコンペに参加したりで、三週間ぶりにホームコースに出向いた。
ちょうど開場記念杯が開催されていた。
年に二回、新年杯と開場記念杯は平日会員も参加する。
通常は三カ月に一度は月例に参加していないと入賞できないルールだが、この二大会に限っては一種のお祭り月例なので、そんな義務も免除されている。
例年ハンディが甘い平日会員が有利に加えて、最近はアイアンもドライバーも、ショットが悪い。
よって当方、最初から飛び賞狙いと、実に志が低い。

スタート前、練習グリーンでボールを転がしていたら、大先輩が登場。
すぐに、「オッ、パターを代えたね」と新兵器に気がつく。
見ると彼のパターも変わっている。
ここから楽しいクラブ談義が始まる。
素人ゴルファーにとっては、自分のショットを褒められたのよりもうれしい至極の時だ。

10時過ぎ、後ろから二組目でスタートしたが、進行が無茶苦茶に遅い。
午前中だけで、三時間もかかってしまった。
我々は3サムなのだが、同伴競技者の一人は82歳の腰痛持ち。
我がコースでは、80歳以上と女性は白杭からプレイできる。
彼曰く、「オンナも年をとると段々オトコになるでしょう。オトコも年をとるとオンナになるんです。ワタシャ、もうオンナですよ」と、ご機嫌の下ネタが出る。
ところが、午前中は何とか毎ホールごとにベンチに座りながらのプレイを続けてきたが、9番ホールで遂にコース内に座り込んでしまった。
駆け寄って介抱するも、これ以上続行不可能と言う事で、無念のリタイア。
後は二人きりになってしまうので、最終組から一人トレードで午後スタート。
良かったり悪かったりで最終ホールまで来たが、ここのドラが地獄谷に落ち込み、脱出に四打。
結果は飛び賞も逃し、今回もまたオリンピック精神の「参加しただけ」に終わった。

いつもなら入賞者しかいない表彰式も、お祭りなので大人数が残っている。
その中のゴルフ仲間が、わざわざ隣の席を用意してくれていた。
その周辺にお馴染みさんが集まってくると、口々に、「随分と来なかったけど、何してたの?」と聞いてくる。
わずか三週間の御無沙汰なのだが、以前はほぼ毎週出かけていたので、いない事が目立っていたようだ。
お決まりの「風邪引きましてね、声がガラガラ。変声期かと思いましたよ」と事情説明。
「それはいけないね。だけど治ったのなら、来週からまた一緒にやろう」と、世話焼きなのか親切なのか、気を遣ってくれる。
有り難い事だ。

最近のゴルフは荒れている。
風邪だけでなく、腹具合も良くない日が続いている。
それでも、仲間が待つホームコースの居心地は良いものだ。