昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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日本一のラーメン屋、「麺所くるり」を再訪したが......

市ヶ谷駅から歩いて10分程にある、「麺所くるり」。
いつも長蛇の列が出来る大人気店で、ラーメン好きには全国的によく知られた存在だ。
3年前の8月、初めて訪れた時には、そのコクの深さに大感激した覚えがある。
http://blogs.yahoo.co.jp/saraam_s/50530363.html

昨日は花の金曜日、英語で言えばTGIF。
会社のメンバーと飲みにでもと思ったが、終業時間に珍しく熱心に仕事をしている間に、誰もいなくなってしまった。
「一人で豪華なディナー」となったので一念発起、「麺所くるり」で美味しいラーメンを食べようと思い立った。

タクシーを飛ばして件のラーメン屋へ。
6時半過ぎに到着すると、既に20人ほどが並んでいる。
ほとんどが学生で、当方の様なオジサンはわずかに二、三人。
相変わらず回転が悪く、ほとんど前に進まない。
女学生連中は、ペチャクチャとお喋りしながら、上品ぶって少しずつ食べるので、取分け遅い。
内心では、「お前ら、こんな行列のできるラーメン店には来るな!」と毒づきたくなる。
やっと店に入れたのは、1時間以上経過した午後7時45分。

注文は、焼豚タップリと卵入りの特製ラーメン950円。
大盛りでも価格が一緒なのは前回と同じだが、100円値上がりしている。
また椅子も、一席分増えて七人掛けとなっている。
それでも尚、店内で更に10分程は待たないといけない。
先客を見ると、ほとんどの連中が大盛りを注文しているが、誰も完食していない。
前回とはエラク違う。

やっと席について注文の品が来たのは、午後8時。
ところが、どうも勝手が違う。
しかし、店員二人に「貴方の大盛りです」と断言されると、「そうだったかなぁ」と自信がなくなってしまう。
納得できないまま食べようとしたら、僕の前に並んでいたアンチャンが「これは違う」と言いだした。
やはり、店員が前後の注文を間違えていた。
これはプロにはあるまじきミスで、ラーメン店としては大減点!

肝心の味の方は、三年前に比べると更にコクがある。
と言うより、ドギツイ。
先客が完食しなかったのも、宜なるかな
食い意地が張った当方ですら、このまま全部食べたら間違いなく腹の調子が悪くなると思い、五分の一程残してしまった。
食べ残しは、ラーメン大好き人間にしては極めて珍しく、当人もここ数年記憶にない。
また前回感激した、ジャスミン茶のサービスもなくなっていた。
しかも当方の焼豚は、薄く小さいショボサで、味もマズイ。

長年恋焦がれていた恋人に三年振りに会ったら、すっかりブスになっていたような気分だ。
「ここは、もう二度と訪問する事はないなぁ」と、誠にガッカリ。
勇名を馳せた後すっかり凋落した「汐留ラーメン」に続き、また一つ、胸躍るラーメン屋が消えてしまった。