昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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同窓会、OB会への誘い

元同僚の女性から「1月末に元職場連中のOB会があり、自分も招待された。あなたが行くのなら参加する積りだが」と、メールが来た。
実は12月末に、この会の幹事役から直接参加を依頼され、断り難くて有耶無耶にしてきたものだ。
彼女へは「多分出席する事になると思うが、当日は札幌出張予定なので最悪欠席」と返信した。
するとすぐに、「行きたくない気持ちが行間に溢れているのでは」と返されたので、「魂胆がすぐにばれるのは、当方の修行不足。実は......」と、この手の会合が苦手であることを告白した。

当方、これでも結構未来志向の前向き型なので、皆で集まって過去を語り合う事が好きではない。
大体、爺さんたちが多数集まって、「あの時はどうだった」とか、「仕事は楽しかった」とか、昔話に花が咲いても、所詮は自己満足でしかない。
また、一緒に席を並べていた女性まで集めると、大多数の食事会になり、あっちでガヤガヤ、こっちでヒソヒソと、まとまりも収拾もつかない事が見えている。
誠に気が進まないが、それでも「渡世の義理があり恐らくは参加するでしょう。オトナ社会は自分の思い通りにはならない物です」と彼女に返事を送っておいた。

当方は今迄、同窓会なる物には全く興味がなく、全部欠席している。
我が超田舎の高校は、歴史だけは長く同窓会も盛んのようで、数年前は我々の年代が総合幹事だったらしいが、完全にシカトしている。
我が夫婦は同じ、中学、高校を卒業しているのだが、妻の方はデベソなので、翌年はイソイソと幹事役をこなしていたが、もちろんその年の同窓会に出席したのは彼女だけ。
更には、○○高校東京部会みたいなものまであり、関東地方に住む同窓生が、年に一度集まってお互いの近況報告をしたり励まし合ったりしているようだ。
そう言えば、何十年も前の小学校の同窓会への招待状も来る。
高校生時代へのノスタルジャもないくらいだから、小学校時代など全部忘れ去っている。
大学からも「××大学学部会」と称して会費を請求してくるが、一度も払った事がない。

当方に仲の良い友人がいないわけではなく、結構多数いる方だと思うが、そんな連中とは別段同窓会の場を借りなくても、しょっちゅう会っている。
また、昔もよく知らなかった同窓生には、今更ながらの興味はない。
だから、たかが同じ高校を卒業しただけなのに、同窓会と称して集まって酒を飲む気が知れない。
我が同窓生たちもこの年までなると、成功者と落伍者、どっちつかずに仕分けされているはずだ。
同窓会に出席するのは、少なくとも落伍者ではないと思われ、その近況を郷土の仲間たちに報告し、自慢したいのかもしれない。
しかし政治家じゃあるまいし、そんな事はある範囲の親しい人だけが知っていれば良いのであり、それ以上の人達にまで顔を売る必要ないと思う。

尤も、当方の親戚縁者の中には、喜んでこの高校の幹事役を引き受けている世話好きもいる。
妻の同窓会への出席率は、かなり高い。
そんな人の楽しみを奪う気はないが、仕事のOB会も含めて、自分が参加するのは大変億劫だ。