昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

バルセロナ市内観光

朝4時には目が覚めてしまう。
これでも日本時間は午前11時、よく寝た方だろう。

バルセロナ三日目は、朝からガウディ作品の名所、バトリョ邸。
ここは、民間経営で遺作を守っている為に、一人19ユーロと入場料が高い。
しかし日本語の説明機つきなので、ガウディの考え方や作品の特徴が良く分かる。
成る程、天才ガウディ!
タイルや壁紙だけでなく家の把手や椅子まで実に細やかに拘り、完璧な作品を残している。
因みにガウディデザインの椅子はショップで購入可能で、世界中に配送するらしいがかなり高そう。
昨日の「桜田一家」と、FCバルセロナ、そして天才ガウディの建築物が、この地バルセロナを世界的に超一流の都市と評価させている。

その後は、あっちウロウロ、こっちウロウロ。
初めて地下鉄を利用するが、自動販売機がスペイン語表示なので、どうすればいいのか全く分からない。
すると小汚い身なりのアンチャンが登場して、あっという間にチケットも手配、更には地下鉄の路線地図まで渡してくれる。
その親切さに、満面に感謝の思いを込めて「グラシャス!」と礼を言うと、ヌッと紙コップを差し出す。
中を見ると、コインのユーロが数枚ある。
海外からの素人利用者を当てにする、一種の親切物乞いを職業とする人だった。
少し慌てたが、そこは百戦錬磨の当方、おつりの小銭を一番小さいコインを差し出した。

次の目玉のカタルーニャ音楽堂は、当日チケットは全て完売済みで明日の分を予約するしかない。
明日はバルセロナを離れる予定なので、残念ながら入場叶わず。
遅めの昼飯は、日本食を求めて地下鉄を乗り継ぎ、寿司で人気の桜屋を探す。
しかし、この地の寿司は豚カツとアボガト巻きとか、いくらとマグロとアボガドとか、とても食指が動く代物ではない。
結局は、隣のうどん専門店に変更。
この店、専門店と名乗っているものの、メニューにはうどんだけではなく、蕎麦、丼物、ラーメン、焼きうどん、更にはタイカレーまで揃っている。
隣の外人はカツ丼とコーラの取り合わせ。
我々夫婦は正統派で、天麩羅うどんと肉うどんを注文。
出てきたうどんは、やけに醤油味が強い。
味に鈍感な外国人には、薄味での味付けなどは望むべくもない。
全部飲み干すと夜中中喉が渇きそうなので、麺だけ食べて終了。
味の割には、値段は10,5ユーロと極めて高い。

ホテルで一休みした後は、食事付きのフラメンコ鑑賞。
出てきたパエリアは日本のチキンライスと同じで、本場バレンシアと比べれば月とすっぽん。
フラメンコダンスの方は迫力タップリで、大いに満喫。
そしてこれでバルセロナ観光も終了。
明日午前11時のブリテッシュ・エアで、次の訪問地イギリスへ向かう事になる。