昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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初めてのベトナム(越南)

ベトナム社会主義共和国
アメリカ合衆国を相手に15年間も戦争し、誰もが認める世界最強国を一敗地に見えさせた唯一の国だ。
日本でも、ベ平連などがベトナム支援活動を繰り返し、反米主義者のシンボル的存在だった。
アメリカに支援された南ベトナムの首都サイゴンは、南北ベトナム統一後は、北ベトナム指導者ベトナム労働党ホーチミン議長の名前をとって、現在は「ホーチミン市」となっている。
しかし皮肉な事に、アメリカに勝った事で却って経済発展に遅れをとった。
現在は宿敵アメリカとも手を握り、国名の社会主義共産主義)からも決別し、「ドイモイ政策」で自由化を推進している。
日本からもたくさんの企業が進出、
主力の乗り物のバイクでは、ホンダ、スズキ、ヤマハがシェアを独占的に有している。

6月8日水曜日から9日木曜日、わずか一泊二日でそのベトナムホーチミン市に出かけた。
ホーチミンへの直行便は、JALは夜半出発だけ。
昼はベトナムエアなので、勝手に安全性に不安があると思い込んでいる当方、何とバンコク経由で生まれて初めてベトナムを訪問した。
ところが余計な迂回をした為、ホーチミン空港到着が20時過ぎ。
空港からホテルまで、道路にはバイクが溢れている。
ほとんどが、マスク着用の二人乗り。
中には、一家総出の四人乗りもいる。
数年前からヘルメット着用規制が始まったらしいく、多くの若者は個性的なデザインでお洒落をしている。

レジェンドホテルに入ったのは20時半過ぎ。
受付のお姉ちゃんは、結構上手い日本語を話す。
ベトナムに用事がある日本人がそんなにいるとは思っていなかったが、どうやら日本人御用達のホテルのようだ。
ホテル内には、日本料理店もある。
到着後すぐに、その日本料理店「吉野」に。
60歳を過ぎの日本人バアサンが挨拶にきたので、てっきり女将さんと思ったが、普通の従業員。
ベトナム従業員女性も、下手ながらも日本語で接客する。
ビールは、現地さんブランドの333、「バーバーバー」みたいな発音をしていた。
まずくはないが、たくさん飲むと腹をコワスと注意される。

一番の驚きは、メニューの最初が「冷奴90,000」の価格。
単位はベトナムドン、日本円なら550円で高い!
不思議な事にお茶漬けは70,000ドンで、冷奴よりも安い。
てんぷら盛り合わせは450,000ドン、銀杏は200,000ドン。
両替すると大変な紙幣になるので、一気に大金持ちの気分になるけど、何を買っても10万ドン以上。
何せ一番大きい紙幣の500万ドン札は、日本のおおよそ10万円。
案内してくれた日本人が、「ここに来ると、金銭感覚がおかしくなる。」とこぼしていた。
22時で閉店なので、一気呵成に飲み、慌てて食べ、クタクタになって部屋に戻った。

せっかくのベトナム初日なのに、見た光景は道路上のバイクだけ。
ただダウンタウンには、KARAOKE店、ルイヴィトン、ティファニー等のブランドショップも立ち並び、大混雑の道路事情や人の多さに成長するアジアを実感させられる。