昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ベトナムでゴルフ

前夜、日本料理屋のネエチャンに「ありがとう」のベトナム語を教えてもらった。
「Cam O’n」、カモンともカモェンとも聞こえる。
中国人のおじさんが、漢字で書くと「感恩」だと説明してくれたが、本当なのかは不明。

二日目は、朝食は6時からで、ベトナムうどんのフォーを食べる。
美味いのだろうが、薄味過ぎた。
午前6時半にはチェックアウト。
タクシーで「ベトナム・ゴルフ&カントリークラブ」へ赴く。
早朝なので渋滞は無関係と思いきや、二車線のうち一車線分は完全にバイクが占拠。
将に「雲霞の様に」としか言いようがないくらいのバイクの群れで、タクシーもなかなかスピードが出せない。

30分くらいでゴルフ場に到着。
本日のお相手、台湾人の社長さんがお待ちかねで、着替えるや否やすぐにスタート。
この人、今の仕事の前はこのゴルフ場の支配人を七年間勤めたらしい。
「あの木もこの木も、自分が植えた」と自慢していた。
確かに、なかなかきれいなコースだ。
アイアンもドライバーも、その昔日本でも大流行したSヤードのセットで、大変使いやすい。
ショットも好調で、1番ホールで見事にパーオン。
ところがグリーンに乗ると、唖然とするほどのポテトチップグリーンなので、三ホール連続3パット。
しかも、前の組のベトナム人四人組のプレイが遅い。
毎ホール待たなければならず、とうとう最後の18番でシャワーが降り始めてしまった。

キャディのベトナムネエチャンは若くは見えるが、24歳との事。
英語がほとんど分からないので、コミュニケーションが取れない。
しかし覚えたての「Cam O’n」を連発していると仲良くなれる。
ゴルフ場の手入れは良いし、同伴のオジサン達のマナーもグッド。
終わった後は、社長の会社からベトナム人の従業員まで駆けつけ、食堂で懇親会。

更に飛行機までの時間があるので、韓国風寿司屋に場所を替える。
韓国人のママさんが「このキムチは自分の手作り」と自慢するが、確かに美味い。
この店では職人が寿司を握っているが、天麩羅、キムチ、チゲと、日本では絶対に見られない組合せの料理が出て来る。
社長はすっかり上機嫌で、「一気飲みヨ、ハイ、イッキ、イッキ」とウィスキーを注ぎまくる。
当方は、20時40分のタイ航空でバンコクへ移動して翌日早朝に帰国となる。
国際線なので「2時間前にはチェックイン」の積りだったが、社長は「心配ナイ、20分前でも大丈夫」と無責任な事を言う。
「もしも遅れたら、明日またゴルフをやろう」と強く勧められたが、「それは次回!」と言う事になって、やっと解放された。

わずか20時間のベトナムだったが、会う人全員、心の暖かい人達ばっかりだった。
また出かけようっと。
「Cam O’n!」