ガンバ大阪の遠藤保仁。
アンガールズの田中卓志。
そして女子フィギュアスケートの浅田真央。
この三人、一見バラバラに見えるが、実は「知る人ぞ知る、知らない人は知らない」共通項がある。
いい年をして、自分の母親を「オカアサン」と呼ぶ。
様々な番組の中で何度も繰り返す。
誰からも注意された事がないに違いない。
聞いていて、開いた口が塞がらないほど情けなくなる。
マァ浅田真央が発表したコメントは、最愛の母親を失ったショックの所為と大目に見よう。
とは言え、彼女ももう21歳。
世間的には完璧なオトナとして見られるし、女子フィギュアの世界では日本トップなのだから、「オカアサン」を連発するのはやはりイタダケナイ。
遠藤保仁は31歳のオトコ盛り。
サッカーの日本代表で、しかも押しも押されもしない、なくてはならない中心選手。
そんな彼が、あるインタビューで、小学校時代の思い出を語る。
「いつも兄貴と、オカアサンが呼びに来るまでサッカーの練習をしていた。」
サッカーは上手いが、ジョーシキ(常識)はない。
田中卓志に至っては、35歳にもなって、恥ずかしげもなく「オカアサンが」を連発。
横に母親がいてもやらかすが、母親の方も注意すらしない。
番組のディレクターや共演者も、誰一人注意しないようで、このオトコ、他の番組でも「オカアサン」を繰り返している。
身内に敬語を使うのは、小学校まで。
中学からは、きちんと「チチ」「ハハ」と呼ぶように教えられる。
この三人は、ソコのところで学校をサボっていたのだろう。
僕はずっと、公共の場で自分の家族に敬語を使う人間は、社会人として失格と思っている。
ついでに言えば、一人称を自分の名前で言うのも、たいそう聞き苦しい。
浅田真央は、この点でも「マオは」を繰り返す。
お前は毛沢東か!
もう一人が宮里藍。
彼女も自分を「藍は?」と言う。
好意的に見れば、彼女は英会話を練習していたので、仮定法の「I were」と言っているのかな。