昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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礼儀正しい日本人が国際社会で通用しない……

仕事柄、飛行機や新幹線で移動することが多い。
そしてその度に不思議で仕方がないのが、指定席を持っているのに列に並ぶ人が多いことだ。

飛行機の場合、荷物置き場が少ないので、早く自分の席に行きたい気持ちも分からないでもない。
その所為か、ゲートの前には出発時間の遥か前から列ができる。
順番としては、「二歳以下の子供同伴、妊娠中、お手伝いを必要とされる方」の搭乗が最初で、次にダイアモンド、プレミア会員たちの優先搭乗になるのだが、彼らもまた早い時点でゲート前に並んでいる。

新幹線の場合は、早く着席しても何の意味もないのに、20分以上前からプラットフォームのドアマークの所に列ができている。
他人よりも一歩でも早く、目的の場所にたどり着きたい気持ちの表れだろうが、自由席と違い指定席で既に自分の席を確保しているのに、そこまで急ぐのはむしろ滑稽な気がする。
そう言えば、たかが数百円のラーメンや蕎麦を食べるために、一時間以上列に並んで待っている。
他人と同じことをしていると安心する農耕民族のDNAだろうが、人が並んでいると無条件で自分も並びたくなる。
ディズニーランドでも、長蛇の列の一員でいることそのものが、その後のアトラクションの楽しみを倍加する。
日本人はセッカチが多いはずだが、本質的に列に並ぶことが大好き人種なのだろう。

一方中国人は、列に並ぶことが不得手人種だ。
上海万博を機に、最近でこそマナー向上に心がけ始めたようだが、それでも我先に入口に殺到する様は、見苦しいだけでなく嫌悪感すら覚える。
海外のホテルで、数人が列を作ってチェックアウトを待っているにも拘らず、中国人ドモが平然と横をすり抜けて、サッサと手続きを済まそうとしたのには驚いた。
さすがにアメリカ人と思しき外国人が注意をしたが、中国人ドモは何が悪いのか理解できていないようだった。
こんな常識の欠片もないような連中が、世界中で存在感を増している。
総じてアジアでは我先意識が強く、車は乱暴運転の極みで、前に前に突き進むし、歩くスピードも速い。
発展途上の国々に共通の成り上がり根性が、無意識のうちに発揮されるのだろう。
そんな中でも、中国人の傍若無人な無神経さは際立っている。
日本も50年前には、農協ツァーで悪名を馳せたが、中国は今がその時期のようだ。

今後中国も、国が成熟するに従い国際常識が身につくだろうが、しかしその頃の日本は老衰国家に成り下がってしまっている不安がある。
周りに気を使い過ぎてほとんど自己主張をしない日本人と、中華思想に凝り固まり唯我独尊で我が儘放題の中国人。
当然日本人の方が好感をもたれると思いきや、実は国際世界では、「中国人は主張がはっきりしていてわかりやすいが、日本人は言葉が少なくて不気味」と評される。
整然と列に並ぶ日本的な礼節の世界は、粗忽な外国人にはなかなか理解されない。
むしろ今や、国際言語となった英語で、自分の意見を明確に表現する能力を身に着け、有利にディベートネゴシエーションを展開する能力が必要だ。
この点で日本は、まだまだ一流半の国でしかない中国や韓国に、かなりの遅れをとっている。

若者よ、海外へ進め!
老人サラリーマンは、若者日本人の奮起を期待している。