昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「えらいこっちゃ」だったが

最近はゴルフの調子が悪い。
その兆候は、3月早々の大コンペで三位に入賞した時に端を発していた。
当日は絶好調ゴルフを展開していたが、15番ホールの残り95ヤードAWの二打目がシャンク。
残り10ヤードSWアプローチがまたシャンクして、このホールはトリプルボギー。
ダブルペリアだったので入賞したが、普通の月例ならこのホールでご臨終だった。
以来、勝負所でシャンクが出る。

続いて、気の置けない仕事仲間との握りゴルフ、17番パー5。
それまで一打リードしていた取引先社長がオナーだったが、いきなりOBで絶好のチャンス到来。
当方のドライバー、セカンドスプーン共にナイスショットで、残り70ヤード。
ここで取り出したAW一閃、ピン根元にドン!のイメージが、何と哀れな大シャンク。
ここで負けが確定してしまい、チョコレートを支払う羽目になった。
続いてホームコースの月例、午後は天候が今年一番の荒れ模様。
例の強風と煙霧で目も開けられない悪天候のなかで、12番目パー3は160ヤード。
いつもなら7番アイアンの出番だが、あまりのアゲ風なので200ヤード用のクリークを使用。
しかし右からの強風にあおられ、グリーンの遥か左奥15ヤードのベアグラウンドへ。
ここからのSWアプローチが二度打ちでバンカーへ行き、結局8打でホールアウトし、ここで全てが終了。

実は今まで、SWのアプローチには、最も自信があるショットだった。
他人様からは、「最早神業」とまで賞賛されたこともあるくらいで、狙いは常にピン。
そこから上手くパターが決まればパー、最悪でもボギーのゴルフを確立したつもりになっていた。
その自信満々だったSWアプローチに陰りが出て来たので、その調整と修正を兼ねて昨日土曜日にホームコースに赴いた。
先ずはパターの練習に15分、ドライビングレンジで20分、最後にアプローチ練習場で入念に調整するつもりだったのが、いきなり初っ端にシャンク。
その後、シャンクがどうにも止まらない。
五発練習すると、四本連続でシャンク、最後の一打だけが何とかまっすぐに飛ぶ。
三発の場合は、全部シャンク。
要は、八割以上がシャンクしてしまう。
あまりの惨状に自信喪失、「今日のゴルフは取りやめ!」とキャディマスター室に届け出た。
マスターから「今日の同伴は、皆さんいい人ばっかりですから」と励まされたので、渋々スタートホールへ。
そこにいたのは全員勝手知ったるゴルフ仲間だが、そこは迷惑をかけるのが確実なので、事前に一人一人に、「今の調子が云々、シャンクが云々、迷惑をおかけしますので云々」と丁寧に、謝罪しておいた。

そして、最初の1番ホール。
三打目が、最も避けなければならないバンカー超え、ピンは手前の最悪アプローチが残ってしまった。
全員が固唾をのんで見守る中、打ち出したボールは柔らかい弧を描いてピン右2mに。
そして次のパットを決めて、このホールパー。
早速「言うこととやることが違う」と、笑顔のブーイングの嵐ですっかり気が楽になり、結局午前中は7パー、2ボギーと今年一番のスコアとなった。
午後もソコソコのゴルフを続けていたが、15番のドライバーOBで調子が狂い、更にはこのホールのアプローチがついに絵に描いたようなシャンクとなってしまい、スコアは9。
即座に同伴の先輩から、「ちょっと立ち位置がボールに近いナァ」とアドバイスをもらった。
最終18番でやはり同様の、バンカー超え、狭いグリーンの奥は林の最難関アプローチが残ったが、先のアドバイスを思い出して、何とかボギーでホールアウトできた。

この日の練習場では、「二度とゴルフはできないかもしれないし、二度とやりたくもない」とまで打ちのめされていたのに、終わった時には、「良し!次こそシャンクを撲滅するぞ」と心変わりする。
やはり持つべきはゴルフ仲間で、彼らと会うためにはゴルフに行かなければならない。
我ながら、落ち込むのも、立ち直るのも早い。