昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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雨の日は

この夏のように雨が少ないと渇水被害が心配され、大雨が降ると、崖崩れとか川の氾濫の災害が懸念される。
人間にとって、ちょうど良い加減の雨など期待できないものだ。
先だっての台風28号で、伊豆大島では大変な被害が出た。
次の土曜日も台風襲来の予想で、予定されていたゴルフコンペが中止。
遠方からのゲストもいるので、早々に木曜日には中止になったが、実際は午後からは晴れてきたので、やってやれない程ではなかった。
主催者にとっては、この辺が難しい。

僕も昔は、「雨でゴルフを止めるなんて」と粋がっていたが、今や寄る年波には勝てない。
悪天候でのゴルフなんか、出来れば御免蒙りたい。
雨の日には、部屋でゴロゴロしているのが一番好きになってきた。

ゴルフ場は芝が命なので、雨は重要だ。
今年の夏のように雨が少ないと、流石にグリーンは連日充分に散水されるので大丈夫だが、フェアウェイの芝が枯れてくる。
ゴルフ場だけではない
人間が生きていく為に、水分は必要不可決なのだから、雨は自然の恵みだ。

僕は某地方都市で、史上最悪と言われた渇水を経験している。
ちょうど長男が生まれた直後だったが、日を追うに従い給水時間が短縮され、最終的には一日4時間給水になってしまった。
水不足の所為で、空港も駅もトイレが悪臭を放つ。
寿司屋が100ℓの水容器を大量に用意し、その水で手を洗いながらネタを握ってくれたが、全く旨いと思わなかった。
当時トルコ風呂と言われた個室付特殊浴場も、深刻な水不足対策でローリー車で海水を運び込んだが、まるで石鹸の泡が立たなかった。
    とは、その道の通の経験談。(勿論聞いた話なので、真偽のほどは不明だが)

僕が住んでいたアパートは、水道の本管がすぐ横を通っていたので、一日中水道が使えた。
しかし調子に乗って使用していると、近所の人から市役所に密告されるので、まるで身を潜めている犯罪者のように、音をたてないように注意しながら生活した。

この時の先輩のアドバイスで、今でも実行している事がある。
彼は、「風呂の水は絶対に落とすな」と教えてくれた。
先ず水洗トイレの水を、確保しておくことが重要だ。
また当時は、今のようにミネラルウォーターを常備しておくような風潮はなかった時代だ。
それだけに、本当に最悪の事態になったら、家族が入った風呂の水は飲料水としても使える。
灯油缶や衣装缶が水為用に飛ぶように売れた時だけに、この教えは参考になった。
因みにこの経験談は、会社の後輩にもよく話していた。
例の3・11大地震の直後に、その内の一人から、「あれは本当に助かりました」と感謝され、こっちがうれしくなった。

雨は大災害をも引き起こすが、しかし雨が降らないと、あらゆるものが枯れてしまう。
スポーツが中止になると、空を見上げて雨を恨む。
今日も朝から小雨模様で、ゴルフができない。
しかしそんなの些細な悩みで、僕は雨の日は好きだ。

雨の日は、ひねもすノタリノタリかな。(大部分盗作、字余りなし)
最近買い込んだ、「源氏物語」の続きでも読む事にしよう。