昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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息子との初ラウンド

晦日、息子との初ラウンドは、当方の河川敷第二ホームコース。
虚言癖があるようで、ゴルフに関してやたらと大言壮語していた彼だが、実力の程はまるで不明。
なので、出来れば二人だけでプレイしたかったが、直前にフリーのメンバーKさんが来たので、コースから同伴をお願いされた。
息子にとっては、知らない人とのプレイになったので緊張気味かと思いきや、意外にも笑顔で挨拶している。

息子は白ティー、当方とメンバーKさんは青ティーからスタートなので、息子はエニタイムオナー。
辺り一面が霜で真っ白の中、親父はハラハラしながら息子のティーショットを見守る。
その緊張の第一打は、意外にも力強い球筋で200ヤード先の右ラフへ。
どう贔屓目で見ても美しいフォームには程遠く、右脇が空き、体を開き気味にショットするので、ボールはほぼ間違いなくスライスする。
しかし何はともあれ、前に進んだことを良しとする。
ホッと安心して放った当方の第一打は、会心のショットで、フェアウェイセンター260ヤード。
息子も同伴のメンバー氏も吃驚のショットで、完璧に格の差と、父親の威厳を見せ付ける。

息子の二打目は右に100ヤードのチョロ、三打目アプローチはトップで大きくグリーン左下へ。
四打目アプローチはまたもチョロで、これは前途多難と思わせる。
ところが五打目のアプローチがとんでもないマグレで、ピン横30cmにピタリのダボスタート。
当方は二打目でグリーンをとらえるが、一面霜がビッシリのグリーンはパットが全く転がらず、結局3パットのボギー。
途中経過では全く話にならない差があったのに、結果はたった一打しか差がつかない。
これがゴルフ!
二番ホールの息子のティーショットは右ラフ、そこから二打目チョロは前ホールと似たような経緯だが、三打目アプローチでグリーンを捕え、2パットのボギー。
当方は1mのパーパットを外し、同スコアのボギー。
そして三番パー3、息子は何と大マグレでわずか2mにワンオンしてバーディー逃しのパー。
力が入った当方ティーショットは左ガードバンカーの縁に留まり、脱出するもグリーンオーバー、アプをチョロ、4オン1パットのダボ。
中身はともかくも、何と最初の三ホールのグロスで、息子に一打負けてしまった。
流石にその後は持ち直して、午前中は43対51、午後は41対52で面目を保ったが、エブリワンのハンディなら全く互角の勝負だった。

息子は、スウィングフォームこそぎこちないが、ドライバーが当れば230ヤードは飛ばす。
経験不足からか、アイアンのダフリが多いが、何発かは、アプローチがピンに絡む。
パターに至っては、親父が二回も仕出かした3パットがゼロ、1パットが五回もある。
憎まれ口ばかりを叩いていたが、正直なところ、あの年齢の頃の当方より腕は上かもしれない。
マァ当時よりも、クラブもボールも格段に進歩している所為に違いないが、圧倒的な力量差を見せつけて親父の威厳を高める作戦は、まるで絵に描いた餅だった。

息子のマナー面は、きちんとバンカー跡も均していたし、致命的な部分はなかった。
ただ一度、ほぼ同じ場所からパターをする当方の真後ろに立ってラインを見ようとしたので、厳しく注意。
Kさんも「中にはうるさい人もいるから」とサポートしてくれ、素直に頭を下げる息子を前に、「他人がパターをする時は前後に立つのは厳禁、出来れば背中側で自分の順番を待て」と指導する場面だけが、親父の見せ場だったのが情けない。

息子にしては、生涯ベストスコアだった105を更新できたのが嬉しかったようだ。
同伴してくれたメンバーKさんからも、「次回は一緒に青ティーからプレイしよう」と誘われ、かなりご機嫌だった。
プレイ費だけでなく、帰路のラーメン代まで当方の負担だったが、それなりに充実した一日だった。