昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「晴ちゃん」頑張って!パート3

「オボカタさん」では他人行儀かな?
マスコミが使う「オボカタ氏」も、シックリこない。
ここは僕が「一人きり」の時にいつも使っている、「晴ちゃん」の方が、親近感が湧くかな。

最初の記者会見、テレビで見たよ。
登場した時に「アッ、痩せたな」って思ったくらいだから、この間の辛さは大変なモノだっただろう。
一貫目程は、痩せたんじゃない?
それでも健気に質問に受け答えしている「晴ちゃん」を見た時ほど、遠くにいる自分が歯痒くて、もどかしくて仕方がなかった。
許されるなら、一緒の場で記者会見に参加して、「晴ちゃん」を助けたかった。

続いて、ササイの記者会見も見た。
こっちは責任逃れのオンパレードだったな。
ヤツは、「自分の使命は論文の仕上げだけ」で、実際に実験したり、データをまとめたのは「晴ちゃん」とワカヤマ先生だったとか。
「晴ちゃん」とは仕事場が違っていて、ワカヤマ先生の方に監督責任があると話したけど、ホンマ?
一応殊勝に「責任はある」とは言うが、実際は「権限外で想定外」と付け加えるのだから、本音は「自分の責任は軽い」と力説しているようなもの。

僕の長い会社生活で、ササイみたいなヤツは良く見たな。
エリート然としていて、いかにも賢そうに話す。
現場の叩き上げ風情で、いかにも逃げ遅れそうなワカヤマ氏とは、見てくれでもかなり差がついている。
しかも得意なのは論文の仕上げで、ここは口八丁、手八丁の技使い。
ヤツに任せると、論文掲載率が大幅に上がる。
会社だと、インチキ企画書でもやたらと小難しい言葉や、どっかにあったデータを持ち込んできて、何となく実現可能のようにでっち上げる。
香具師みたいな能力だが、最近エラクなる連中の大半は、こんなササイみたいなタイプだった。

そのササイは、「晴ちゃん」とワカヤマを切り捨てて、自分とリケンをしっかり安全圏に逃げ込まそうとしているとしか思えない。
恐らくはノヨリを筆頭とするリケンの幹部連中から、「君はノーベル賞さえ取れる可能性があるのだから、あんな小娘なんか庇うんじゃない」とでも言われたんだろうな。
1月の記者会見では「晴ちゃん」を褒めちぎっていたのに、今度の記者会見では「集中力はあるけどデータ管理は杜撰」なんて、あっさりと見捨てたな。

それに対して、「晴ちゃん」の方は、まるで恋する乙女のコメントだね。
「尊敬するササイ先生が、私の過ちの為に厳しい質問を浴びているのを見て、申し訳なくて言葉にならない」と、涙ながらに語るなんて、将に彼氏を気遣う女心だなぁ。
しかし残念ながら、「晴ちゃん」のそんな健気な思いは、ササイには通じないね。
彼は、自分とリケンを守る事が最優先だし、STAP細胞についても、「晴ちゃん」抜きで再現テストをする積りじゃないかな。

だから「晴ちゃん」、ササイはもう諦めな。
むしろ「アタイは未熟なんかじゃなくってヨ、成熟したオンナよ」と、リケンも捨て、ササイにも別れを告げ、ハーバードで再起を期した方がいいよ。
僕の方は、いつも「晴ちゃん」を応援しているから、ドロ船に乗った積りでいて頂戴。

以上、オボカタ女史を応援している耄碌爺ィの妄想でした。
チャンチャン!