昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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突発性難聴のその後

土曜日は、近所の町医者から、ステロイド系薬の効果を確認する為、朝一番で病院へ来るように指示されていた。
事前に我が家で、ヘッドフォンステレオを使って、左耳の聞こえ加減を確認した。
一昨日木曜日は、全く聞こえなかったが、この日は少しは聞こえてくる。
しかしその音質はくぐもっているので、極めて聞き取りづらい。
これでは、総合病院行き間違いないと諦めて、病院に出向き、聴力検査を受けた。

ところが、前回の検査では全く聞こえなかった音が、この日は少しは聞き取れる。
医者の診断では「薬が効いているようです。このままここで治療しますか、それとも総合病院を紹介しましょうか?」だが、相変わらずまるで自信なさ気だ。
これでは当然ながら、「それでは紹介状を」となる。
30分ほど待たされ紹介状が出来上がると、「では治療は一刻を争うので、今からすぐに総合病院に行ってください」と忙しい。

慌てて総合病院に駆けつけると、ここは患者が溢れ返っている。
紹介状の有無で、受付の時間も費用も違うのも、初めて知った。
手続きはスムーズだったが、しかし肝心の医者の診察までは待合室で1時間近く待たされる。
やっとお呼びがかかると、例によって聴力検査から。
それが終わると、今度は診察室前の長椅子で、ひたすら診察の声が掛るのを待たねばならない。
ここまで時間が掛ると、今から仰々しい診察が始まるのではと胸騒ぎがしてくる。
待つ事30分、やっとお目通り頂いた総合病院の医者は、近所の町医者に「劣るとも勝らない」程に、まるで頼りなさそうな若医者。

先ほどの検査結果を見ながら、「薬の効果が出ていますね。稀にこのまま聞こえない人もいるが、マア大丈夫です。このまま一週間ほど、今の治療を続けましょう」と、実にあっけない。
紹介状の中の、今朝の聴力試験よりも更に結果が良好になっているらしく、最後に儀式みたいに耳の中を器具でチョロっと見て「ハイ、一丁上がり」。
「もう終わり?薬はどこで?」と聞くと、「慣れた近所の病院で」だって。

「ゴルフは?」と聞くと、「ストレスが一番駄目なので、友達に限定して」と言われた。
実は友人とのゴルフが、チョコレートのやり取りや舌戦で、一番ストレスがかかるのだが。
更には「安静が最高の治療方法なので、リラックスした生活を」と勧められても、そんな生活のイメージが湧いてこない。
それなりの覚悟で、総合病院の診察を受けたのに、マァ、「即入院!」と言われるよりも良かったが、拍子抜けとはこの事だ。
おまけに、最後の精算の段に、更に30分以上も並ばなければならない。
これでは、泰山鳴動して、鼠数百匹の感じだ。

来週月曜日、再度近所の町医者から薬を貰う事になるが、ステロイド系は劇薬なので、一種間で止めないといけない。
その後聞こえるのか、それとも悪化するのか、不安がないわけではない。
しかしどちらかと言えば、他人様にストレスを掛ける事は多くても、自分がストレスを感じる事には鈍感な性格だし、取り敢えずは数日前よりも、左耳の調子が改善されている。
常に最悪の事態は覚悟してさえいれば、それよりも悪くはならないのだからと、楽観的に考えている。