昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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目出度くもあり、目出度くもなし

昨年は一大変化のあった一年だった。
何せ42年ぶりに、仕事から解放されたのだ。
無理して朝起きる必要もない
満員電車に揺られる事もない。
嫌な仕事に取り組む必要もなければ、嫌な職場環境とも、嫌な顧客とも会わなくて済む。
目出度し目出度しのはずだが、一方、会いたい連中とも会えなくなってしまった。
世の中全て、バランスが取れている。

そして今年の正月は、いきなりの試練で始まった。
年越しの寿司を食べ過ぎたせいか、朝方気分が悪くて目が覚めた。
最初は下痢、続いて嘔吐。
昨晩食べた、我が家にしては高級の寿司も、大半が消化されないまま戻されてしまった。
食中りかもしれないが、熱っぽいので風邪かもしれない。
熱を測ると、36.8度。
これは平熱が36.5度以下の人間には、微妙に苦しい体温だ。

いずれにしても、将に最悪のスタートとなった。

リタイア以降、ほぼ毎日続けてきたウォーキングも中止。
ただただ寝込み続け、ひたすら体力回復に努める。
寝正月は怠け者の代名詞だが、きれいごとを言っていられる状態ではない。
新聞も年賀状も、読む気にならない。
寝ながら見ていた新年駅伝も、アナウンサーが絶叫する節目節目で目を覚ますが、その他のほとんどの時間は眠っていた。

食欲もないので、せっかくのお節料理にも、全くその気にならない。
この正月一日に食べたものは、わずかに雑煮一杯だけ。
お屠蘇の行事も中止。
これほど怠惰な正月は、過去にも記憶にない。
これじゃ春から、縁起が悪いワイ。

しかしこれほど目出度くもない正月で一年が始まったのなら、バランス上、残りで良い事が起きるに違いない。
好きなゴルフでも、最初に3パットを連発すると、後半ワンパットが決まり、トータルではラウンド36パットで終わる事が多い。
先憂後楽!
それを信じて、サァ一年が始まる!
と、空元気で自分を奮い立たせる、年の初めだ。