昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ドイツからチェコへ

ドレスデンを出発し、汽車でチェコプラハを目指す。
一応ファーストクラスを予約したが、車両もボロだし、客筋もまるでパッとしない。
明らかに学生らしき集団が、間断なくビールを飲み続け、大声で騒ぐ。
窓から見える風景も、チェコに入った途端、一気にみすぼらしくなってきた。

プラハ駅に降りて、タクシーを捜す。
表札のタクシー乗り場には、5台タクシーが並んでいるが、運転手がいない。
辺りを探していたら、太った親父を先頭に、数人の男たちが近付いてきた。
行き先を告げると、先頭の太っちょが、手に持った紙切れを見せて、「300コルナ、ユーロなら25」と説明する。
紙に書いているのだから、どこに行っても一律料金のようだ。

明らかに高いので、首を振って立ち去ると、こんどは若いアンチャンが追いかけてきた。
「高いのか?」と聞くので「そうだ!」と答えると、「じゃあ、15€でどうだ?」と言い出した。
考えたが、これなら少しボラレタ程度の価格だし、何よりもこっちはデカくて重い荷物を二つも持っている、
「よっしゃ!」と交渉成立で、無事にホテルまで到着できた。

タクシーは、その町の民度を測るメジャーみたいなものだ。
発展途上国では、間違いなくタクシーの運転手は信用できない。
イタリアの運転手は、ほぼ全員がインチキする、
チェコも、プラハ駅で表示されているタクシー乗り場があれでは、後は推して知るべしだ。

チェックイン後に、町の見学を含めて、タイ料理屋まで歩いた。
小雨が振り出したタイミングで、本格的タイ料理店「レモンリーフ」を発見。
なかなかの味ですっかり満足した。
食事中に大雨になったが、食べ終わった時には晴れていた。

ホテルに戻ると、アイスホッケーワールドカップ戦、地元チェコスウェーデン戦のライブ放送をやっていた。
しかしワールドカップと言っても、参加している国はワールドではない。
大して興味も持てないし、第一ピリオドではチェコが負けていたので、早々にテレビ観戦をギブアップ。
明日からの観光に備えて、眠る方を優先した。