昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ザルツブルグヘ

まだ風邪が治りきっていないので、鼻がクシャクシャしている。
鼻水をすすりながら、デカイ荷物を引っ張り、オーストリア鉄道レイルジェットを利用して、ウィーンからザルツブルグヘ移動。
この地方では、最先発技術を駆使した鉄道だろう。
しかし日本の新幹線に比べると、格段にオツル。
最初に気がつくのは、座席が固定されていることだ。
日本の新幹線は、わずかの停車時間内で、制服を着たオバさんたちが、あっという間に座席の方向を変えている。
しかし一昔前までは文化でも政治でも、世界をリードしていたヨーロッパでも、顧客第一のサービスには程遠い。
何より一番の違いを感じるのは、時間の正確さだ。
11時30分発の特急にも拘らず、5分以上遅れて出発する。
しかもそのことについて、何一つ謝罪も説明もない。
そんな細かいこと、グジャグジャ言うな!程度の認識なのだろう。

しかし日本の新幹線よりも、優れている面もある。
先ずファーストクラス乗客には、ラウンジサービスがついている。
これは発車までの時間をもてあましている乗客には大変ありがたい。
また車内での、飲み物サービスもある。
コーヒーがタダで飲めるのも、心地よい。
と思っていたら、係員のオネエチャンが、チャンと請求書を持って集金に来た。
何となく、押し売り販売のようだ。

列車の社内表示には、当初の遅れを取り戻すようなことがでてくる。
左にPLAN 右にAKTUALLと数字が出てきて、ザルツブルグ到着は予定通りとなっていた。
しかし近付くに連れ、一分ずつ遅れ、結局は五分遅れでの到着となった。

ザルツブルグ駅に降り立つと、まるで真夏の日差しだ。
気温が30度近くはありそうだが、それでも湿度が低いので、不快さは少ない。
ホテルブリストルは、モーツアルト生誕地の将に真正面にある。
古色蒼然とした造りで、エレベータも壁にフェルトが貼られている。
ここには三泊四日の逗留となる。