昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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どっちが悪いか?

日本と韓国、日本と中国の歴史問題や領土問題は、「どちらが悪いか」を争う夫婦喧嘩とは似て非なるものだ。
「自分は全面的に正しく、相手が100%悪い」と考えているからだ。
 
「あの島が我が国の領土であることは自明の理、斯く斯く然々の証拠書類がある」と言えば、「アイヤ、待たレイ、我が国にはそれよりも更に古い証拠書類が存在しておりますぞ」と反論され、どこまで行ってもキリがない。
「埒が明かないから、国際司法裁判所で決着をつけよう」と提案しても、「我が国固有の領土は明白なのでその必要はない」と取り付く島がない。、
その昔なら、「それじゃ喧嘩で決着をつけよう」と戦争になり、結局は強い国が総取りしてきた。
それがヨーロッパ諸国の植民地政策であり、「力こそが正義」の時代だ。
日本がソ連に千島列島を、韓国に竹島を奪われたのは、日本が第二次大戦の敗戦国になり、力の全てを奪われた時代だった。
 
最近では、こんな乱暴な手段は、なかなか行使できない。
だから中国のように、どの国にも負けない戦力を持つまでは、少しずつ人工島を作り上げて領土拡張を狙う、陰険で姑息な手段を講じる不埒な輩が登場する。
ここでもフィリピンやベトナムは、「中国が我が国の領土を不当に侵犯している」と非難するが、中国は「彼の地域は昔から我が国の領土だ」と言い返し、「どちらが先に領有したか」論争では結論が出ない。
 
日本国内には、世界中に悪名を轟かせているイスラム国に対してさえ、「力による制圧ではなく話し合いでの解決」を主張する能天気連中が多い。
こういった輩は、竹島尖閣列島でも、韓国、中国との話し合いでの解決を要求する。
しかし話合いでの解決を考えるのは、日本人だけだ。
韓国にも中国にも、日本との話し合いを考えているような極楽トンボは一人もいない。
韓国、中国では、竹島尖閣列島も、開闢以来「自分たちが先に所有した国土」と勝手に信じ込んでいるし、事あるごとにそう国家レベルで教宣活動をしているからだ。
仮にいたとしても、そんな発言をした途端に売国奴として扱われ、韓国も中国にも居場所がなくなる。
如何に日本が平和ボケしているのか、この一点でも分かる。
  
日本には、韓国、中国にはない、言論の自由が存在する。
それを良いことに、反日的、親韓国的、親中国的言行に血道を上げる日本人がいる。
それは韓国、中国には、日本が挙国一致ではないことを暴露しているようなものだ。
こういった連中は、相手国への謝罪の思いを表明すれば、相手もまた好意を持って対処してくれると考えている、底抜けのお人よしでしかない。
日本がモットモット韓国、中国に対して、誠心誠意の謝罪を繰り返せば、彼らも日本の良心を理解してくれると考え、期待しているのだが、彼らは、「自国には何一つ瑕疵はなく、全ての責任は日本だけにある」と思い込んでいる。
だから日本がいくら謝罪しても、国家運営がうまくいかなくなったら、「よくよく考えてみたら、これもまた日本の所為だった」と、金銭要求を繰り返してくる。
彼らは自分たちの立場を有利にするために、このような日本人を、「日本の良心的勢力」と称し、取り込むことで日本の国論の分断を画策する。
この手の反日日本人たちには、「どうぞ韓国、中国にお移りください」と言いたくなる。
 
もうそろそろ、韓国、中国とは、話合いの余地など欠片もないことに気が付くべきだ。
この両国は、「日本も悪いのは分かっているが、あなたも少しは反省して」などと、夫婦喧嘩の仲直り方法みたいな妥協をすれば、逆に相手は一切反省などせずに、「オマエは非を認めたではないか」と嵩にかかって攻め立ててくる。
「どちらが悪いか」を夫婦で論じているうちは罪がないが、国家レベルでは日本は、韓国、中国の厚かましさを、反面教師として学ばなければならない。
国際社会の場の交渉で、日本の利害が優先されなければ、我々の暮らしは一挙に困窮化する。