昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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性懲りもなく、また騙される

年の瀬も押し詰まった12月28日に、日韓外相会議が開催される。
安倍晋三首相が岸田文雄外務大臣に、「責任は私がとる」と、指示を出したらしい。
やめとけばいいのに!
老婆心ながら、そう思う。
 
安倍晋三に関しては、経済政策は全く支持していない。
アベノミックスなどと言葉だけは尤もらしいが、実態は昔懐かしい、単なるインフレ政策でしかない。
確かに円安誘導で、一時的に株価は上がった。
円安なら物価が暴騰するはずだったのに、たまたまの原油価格暴落がそれを打ち消した。
その為何となく成功したように錯覚されているが、所詮は、一時的なバブル景気でしかない。
アメリカの金利政策次第で、あるいは原油価格次第で、日本経済はアッと言う間に奈落の底に落ちるような、薄っぺらい経済政策でしかない。
 
しかし唯一、安倍晋三外交政策だけは賛同してきた。
とりわけ日本の隣人たる中国と韓国に関して、「隣国だから仲良くしなければ」と平和ボケしたそれまでの弱腰政権に比べ、安倍晋三は初めて、国益を優先した意見を打ち出した(はずだった)。
そもそも中国、韓国は、未来永劫信頼に値する国なのか。
経済の失政は、今の日本人に負担を強いるが、外交の失敗は、将来の全ての日本人に対して悪影響を及ぼす。
武士は食わねど高楊枝!
隣国への阿りや不必要な配慮は、却って日本人が将来に亘って誇り高く生きていく為の災いとなる。
そう確信していたからだ。
 
しかしその安倍晋三への思いも、最近の安倍政権の動向を見ると怪しくなってきた。
経済でも外交でも行き詰った韓国が、苦し紛れの一策で、チョイと日本に「ヤッパ仲よくしようゼ」と水を向けられただけで、押っ取り刀で仲直りを画策する。
今回の日韓雪解けは、先のサミット会議で、安倍晋三朴槿恵が会談したことに端を発しているらしい。
朴槿恵は、アメリカでもヨーロッパでも、散々日本の悪口を言って回った告げ口大統領だったはずだ。
これでは今まで、散々日本国益を損なってきた日本政治家と同じ穴の狢だ。
 
様々なイチャモンの中で、とりわけ韓国が拘っているのが慰安婦問題だ。
安倍晋三は、日本の将来に禍根を残さないために、自分の代でこの問題を片づけたいとの思いのようだ。
今回の外相会議で、その落としどころを探り、首脳会談で決着をつける積りらしい。
何度騙されればいいのだろう。
そもそも日本と韓国間では、日韓平和条約締結で、全ての問題が最終的に解決されているはずだ。
しかし難癖、屁理屈で何度も政治問題に仕出かし、その度にカネを強請ってくるのが韓国の常套手段ではないか。
 
今回の外相会議を前に、韓国側は韓国日本大使館前の慰安婦像を移設する案を検討中らしい。
また韓国が二度とこの問題を持ち出さないよう、第三国を交えて念を押すとも言われている。
しかしそんな約束をいくら韓国と交わしても、彼らには「蛙の面に小便」でしかない。
一旦決着したと思っていても、その後に韓国が平然と日本を裏切るのは、ユネスコ世界遺産登録を巡っての彼らの態度を見れば、容易に想像できる。
あの時に手ひどく騙されてから、まだ一年も経っていない。
 
はっきり言えば、韓国が日本との間の歴史問題に、ピリオドを打つことは期待できない。
大統領が朴槿恵から代われば、次の大統領は平然と約束を違える。
慰安婦問題だって、いくら国家間で合意に至っても、「反日無罪」のお国柄だ。
何かの拍子で反日意識が高揚すれば、裁判所も政府もすぐに反日に迎合してしまう。
要は韓国と言う国は、絶対に信用できないのだ。
 
外交的に筋を通していたはずの安倍晋三でも、功を焦り、最後に詰めを誤る。
韓国や中国は、無視しておくに限る。