昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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復活の雄叫び

昨日までのポカポカ陽気がウソのように、今朝は小雨が降り始め、そのうちに小雪まで舞い始めた。
 
我々夫婦は運悪くそんな日に、揃ってメンバーのゴルフ場を予約していた。
天気予報では、「東京にも初雪が舞うが、積もることはない」とのこと。
久しぶりの妻は何となく気が進まない風情だが、数日前の練習で、悪魔のシャンク病脱出のヒントをつかんだ当方は、少々の悪天候でも気持ちはゴルフに向かっている。
ゴルフ場が家から近いこともあり、「どうしても出来ないようであれば、現地で止めてもいいから」と、言葉巧みに言いくるめて、いざ出発!
 
ゴルフ場では、駐車場も受け付けも閑散としている。
コースのお姉さんの話では、なんとこの日の客は15名、5組だけらしい。
我々は一番スタートなのだが、「適当にスタートしてください」とやらで、7時35分にはティーオフ。
当方の第一打はグッショッだが、元来寒さに弱い妻は、最初から苦戦している。
 
最大の懸案だったシャンク病だが、第二打のアイアンは、良い当たりだが左方向へ飛ぶ。
しかし長年悩んだ、グシャッとしたヒドイ手応えは影を潜めている。
それだけで、こんな天気の中でゴルフを強行した甲斐がある。
だんだん慣れてくると、何とアイアンが本格的に当たり始めた。
一番嬉しかったのは、残り120ヤードをPWでフルショットしたら、2m足らずのバーディーチャンスにボールが止まったことだ。
この時はパターが決まらなかったが、こんな感触は絶えて久しくなかった。
 
この日は、将に冬らしく寒い一日で、進めど進めど、さっぱり暖かくならない。
ハーフが終わる頃は、妻が「寒冷蕁麻疹でこのままスループレイするのは辛い」と泣きが入った。
やむを得ずクラブハウスに戻り、コーヒーとココアで暖を取る。
一時間ほど休憩し、妻もやっと重い腰を上げた。
残りのハーフの最初のホールは、またもドラ、二打目のPWが連続してナイスショット。
今度は4mのパットが決まり、久しぶりのバーディーまで達成した。
 
さすがに午前11時頃には、少しは寒さも和らぐ。
同時に、不振をかこっていた妻も、それなりにナイスショットが出始めた。
当方は、バーディーの後は、今一つパターが決まらず、終わってみれば43-44+の87。
それでも90を切るスコアは、最近では記憶にないほどだから、自然と笑みがこぼれる。
どうやら、最悪期は脱出できた気がする。
 
そうなると現金なもので、すぐに次の機会を設定したくなるのが人情だ。
暖冬予報だった日本だが、今からは本格的な冬を迎えるようで、まことにタイミングが悪い。
しかし少々の悪天候など何するものぞ!
さっきまで泣いていたカラスだけど、もう笑っている。
全くやる気を失っていたゴルフの虫が、またも疼き始めるとは、我ながら単細胞人間だなぁ。