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狂人に核ミサイルの国、北朝鮮!

北朝鮮の暴挙が止まらない。
米韓共同軍事演習に反発した北朝鮮が、連日に亘って日本海に向かってミサイルを発射した。
 
我々は危機感を持たなければならない。
北朝鮮は、真面な国ではない。
何を仕出かすか分からない、ならず者国家だ。
しかもその最高指導者の金正恩は、親の威光で北朝鮮第三代国家元首になってはいるが、その年齢はわずかに34歳の若輩者でしかない。
国内では、「卓越した領導者」とか「将軍様」とか、「不世出の光軍統帥者」とか呼ばれているようだが、反対意見は全て封殺されている北朝鮮なので、額面通りには受け取れない。
むしろ、次々と側近を粛清し、独裁体制を目指すヤンチャ極まりない暴君にしか見えない。
 
北朝鮮でこそエリート中のエリートだが、無論、国際政治の経験も皆無。
国全体は飢餓に悩まされているので、諸外国からの支援がないとやっていけないはずなのに、本人は暴飲暴食がたたり、痛風にかかっていると言われる。
国防費は鰻上りだし、人工衛星と称して核兵器やミサイルの開発にだけは余念がない。
こんな若造が、核兵器を手にするとは、将に「狂人に核」を絵にかいたようなものだ。
 
実際の北朝鮮の軍事力には、疑問符がついている。
軍事パレードで軍事力を誇示しても、何十年も前の兵器だったりするので、仮に韓国と軍事衝突が勃発しても、北朝鮮には勝ち目がないと思われている。
だからこそ北朝鮮は、誰が何と言おうと核兵器開発を止めない。
核兵器さえあれば、どれだけ軍事力で劣っていても、五分の交渉ができる。
核兵器が残虐な兵器であればあるほど、政治交渉の武器になる。
金正恩は、そう確信しているはずだ。
毎年8月になると唯一の被爆国、日本では「核兵器反対」の集会が催される。
しかしそんな核兵器反対運動を盛り上げても、価値観の違う北朝鮮には何一つ効果もないし影響も与えない。
北朝鮮の戦略は、平和ボケした日本人にとっては、まさしく反面教師だ。
 
金正恩については、若い頃はまるで普通の青年だったとの証言もある。
しかし良きにつれ悪しきにつれ、立場は人を作る。
独裁的国家指導者で、周りは茶坊主ばかり。
行く先々で、追従とゴマすりが繰り返されると、いつの間にか自分が全知全能と思い込む恐れが大きい。
そんな身の程知らずが、「我が国は強い」と誤解すると、いつ何時、戦端を開くかもしれないし、核兵器の使用に踏み切るかもしれない。
まるで知性を感じさせない金正恩には、そんなリスクが拭い去れない。
 
日本では、能天気集団の野党連合が、「戦争法案反対」の大連立を組むようだ。
未だに、戦争に反対すれば平和に暮らせると考えている人たちが、半数近くいる。
しかしイスラム国を見ればわかるが、平和は願っているだけでは絶対に実現できない。
自分たちが求める平和を妨げる勢力との戦いに勝たない限り、平和に暮らすことは不可能だ。
日本が平和であるためには、何としても北朝鮮の暴挙を止めなければならない。
北朝鮮は、説得に応じる国ではない。
交渉すれば、必ず見返りを要求するし、核兵器開発を放棄することはありえない。
皮肉なことに、今の体制が存続させるためには、核兵器こそが命綱だからだ。
 
北朝鮮は「狂人が核ミサイルを所有する」国であり、圧倒的な実力差で封じ込めるしかないことを認識するべきだ。
北朝鮮リスクを抑えるには、外部からの武力威圧で内部崩壊を促し、北朝鮮そのものを変えてしまうしか方法はない。