北朝鮮の暴挙が止まらない。
我々は危機感を持たなければならない。
北朝鮮は、真面な国ではない。
何を仕出かすか分からない、ならず者国家だ。
むしろ、次々と側近を粛清し、独裁体制を目指すヤンチャ極まりない暴君にしか見えない。
北朝鮮でこそエリート中のエリートだが、無論、国際政治の経験も皆無。
国全体は飢餓に悩まされているので、諸外国からの支援がないとやっていけないはずなのに、本人は暴飲暴食がたたり、痛風にかかっていると言われる。
こんな若造が、核兵器を手にするとは、将に「狂人に核」を絵にかいたようなものだ。
実際の北朝鮮の軍事力には、疑問符がついている。
軍事パレードで軍事力を誇示しても、何十年も前の兵器だったりするので、仮に韓国と軍事衝突が勃発しても、北朝鮮には勝ち目がないと思われている。
核兵器さえあれば、どれだけ軍事力で劣っていても、五分の交渉ができる。
核兵器が残虐な兵器であればあるほど、政治交渉の武器になる。
金正恩は、そう確信しているはずだ。
北朝鮮の戦略は、平和ボケした日本人にとっては、まさしく反面教師だ。
金正恩については、若い頃はまるで普通の青年だったとの証言もある。
しかし良きにつれ悪しきにつれ、立場は人を作る。
独裁的国家指導者で、周りは茶坊主ばかり。
行く先々で、追従とゴマすりが繰り返されると、いつの間にか自分が全知全能と思い込む恐れが大きい。
そんな身の程知らずが、「我が国は強い」と誤解すると、いつ何時、戦端を開くかもしれないし、核兵器の使用に踏み切るかもしれない。
まるで知性を感じさせない金正恩には、そんなリスクが拭い去れない。
日本では、能天気集団の野党連合が、「戦争法案反対」の大連立を組むようだ。
未だに、戦争に反対すれば平和に暮らせると考えている人たちが、半数近くいる。
しかしイスラム国を見ればわかるが、平和は願っているだけでは絶対に実現できない。
自分たちが求める平和を妨げる勢力との戦いに勝たない限り、平和に暮らすことは不可能だ。
日本が平和であるためには、何としても北朝鮮の暴挙を止めなければならない。
北朝鮮は、説得に応じる国ではない。
交渉すれば、必ず見返りを要求するし、核兵器開発を放棄することはありえない。
皮肉なことに、今の体制が存続させるためには、核兵器こそが命綱だからだ。
北朝鮮は「狂人が核ミサイルを所有する」国であり、圧倒的な実力差で封じ込めるしかないことを認識するべきだ。