昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

政治家、乙武洋匡への疑念

立て続けにスクープを連発した週刊文春に、販売面で大差をつけられていた週刊新潮が、遅ればせながら乙武洋匡の不倫騒動を素っ破抜いた。
次の参議院選挙で、自民党の人気取り目玉候補と言われていたオトコなので、ショックが大きい。
それだけでなく、身体的ハンディをものともしない生き様が全国的な感動を呼んでいただけに、実際は単なる助平オトコだった実態とはギャップがある。
 
今回の騒動に関して、乙武洋匡のリスクマネジメントが面白い。
ベッキーちゃんとは大違いで、初っ端から「ハイ、やりました。ごめんなさい」と全面降参!
更には、「実は五人と浮気して」と、バレていない部分まで自ら暴露する。
究極は嫁さんが、「許してやり直す」とか、「私にも至らないところがあった」と、亭主の不倫について謝罪する。
しかし乙武洋匡のこんな習性と行状は、業界内では知らぬ人なしで、むしろマスコミが流すイメージに騙されていたのは、いつもながらの一般人ばかりだったらしい。
無論当方も、全く知らなかった一人だが、もともと彼に対してあまり興味がなかったので、「裏切られた」みたいな残念な気持ちはない。
 
僕は全く個人的な考えだが、不倫そのものが悪いとは思っていない。
たまたま伴侶も子供もいるが、その後に出会った人を好きになってしまうことは、男女共にありうるのではないかと考えているからだ。
一般的には、妻子を捨ててまで新たな恋に走るのは人倫に悖ると言われる。
が、「それでも好きになったら仕方がない」と、色恋こそ命の人種がいても何の不思議もない。
小説や歌謡曲には、そんな場面がいくらでも描かれている。
但し、そんな身勝手な行動をする以上、社会的な制裁は覚悟するべきだ。
その覚悟の上の行動なら、従来からの倫理観に基づいて、他人がとやかく説教する必要はない。
 
乙武洋匡の今回の騒動について言えば、「コイツ、もてるなァ」が正直な感想だ。
いくら本人がヤル気満々でも、不倫には相手が必要だ。
その点乙武洋匡は、海外にまで同行し、且つ彼の言によると「肉体関係を持った」20歳代の女性が複数いたのだから、観方にも拠るが大したものだ。
しかし人品骨柄には、大いに疑念がある。
特に彼が目指すと思われている政治家としては、最早資格なしだ。
 
彼は元々、友人の松田公太が所属する「日本を元気にする会」からの出馬を約束していたと言われる。
しかしながら、最新の情報では、与党の自民党からの出馬が確実視されていた。
松田公太は、乙武洋匡の書いた誓約書の存在を認めながら、自分のブログに以下のように綴っている。

私は今も乙武さんが元気会から出馬してくれることを望んでいます。

彼は無所属で出馬をしても当選するだけの知名度と人気がありますし、彼のような人間にこそ「是々非々」や「多様性」を真に重んじる政党で活躍してもらいたいと思うのです。
我々はミニ政党でしかないかもしれませんが、その信念はどこの政党にも負けないという気持ちでやってきました。

とは言うものの、(先日の維新の党との一件でも)政治の世界では「誓約書」や「合意書」の類(たぐい)は、ほとんど効力がないということも再認識させられています。
昨日、事務所に来て下さったベテラン議員も、「永田町の約束手形は不渡り手形なのだよ」と胸に刺さるような言葉を残していかれました。

よって、最終的な判断は乙武さんに任せるしかありませんし、それを邪魔しようなどとは思っていません。政治家になっても、私に熱く語ってくれた「弱者の為に」や「多様な社会の為に」を胸に、頑張って頂くことを願うばかりです。

 
こんな潔い友人を裏切って、当選する可能性の高い自民党からの出馬に乗り換えたことが、乙武洋匡人間性を表している。
恐らくは、妻を裏切って他のオンナに走った性根を相通じるものだ。
そんなオトコが、政治家として国民の負託を受ける事には違和感が強い。
恐らくは今回の報道で、さすがに人材不足の自民党でも、乙武洋匡比例代表候補に押し立てることはしないだろう。
それだけでも、今回の週刊新潮のスクープは、価値があったと思う。