昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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巨人、白鵬、民主党(民進党)

プロ野球が開幕すると、途端に憂鬱になる。
大嫌いな読売ジャイアンツが、今年こそは快進撃するのではと、心配になるからだ。
案の定、昨日の開幕戦は、昨年の覇者ヤクルトを相手に、堂々の完勝を果たした。
今年は春から、縁起が悪い。
 
僕の子供の頃は、子供が好きな代表として、「巨人、大鵬、卵焼き」と言われた。
語呂の良さから広く知れ渡ったそのフレーズに対抗して、野坂昭如が「西鉄、掛け酒、オンナの娘(コ)」を訴えた。
50年以上も前の話だ。
大のオトナ、とりわけ漢(オトコ)たるものは、西鉄ライオンズを応援し、一杯飲み屋で掛け酒を飲む、そして美人の女性を追いかけるベシと主張したのだが、こちらはちっとも流行らなかった。
しかも今の時代なら「オンナの娘(コ)」なんて言うと、即セクハラだと指摘されてしまう時代遅れのフレーズで、もちろん誰も覚えていない。
 
僕は当時から、弱いモノの味方。
強くて、権力に近い存在は嫌いだったので、球界の盟主を自称し、日本シリーズを九連覇もした巨人は怨嗟の対象でしかなかった。
ところが周囲は、ほとんどが巨人ファン。
日本テレビアナウンサーだった頃の徳光和夫は、巨人戦の実況では、「全国三千万の巨人ファンの皆さん」と切り出すのが定番だった。
実際にテレビ放映も、ほとんどが巨人戦だったし、視聴率も高かった。
そんな環境でアンチ巨人を貫くのは、野球ファンとしては孤独だった。
しかし今の時代では、巨人以外のチームを応援する連中が増えているようだ。
実際に札幌に行くと、日ハムファンばかりだし、福岡市内ではホークスファンが肩で風を切っている。
両方とも、昔は巨人が大半だったことを思えば、巨人人気の凋落ぶりは顕著だ。
熱烈な「アンチ巨人ファン」としては、嬉しいような拍子抜けのような、複雑な思いだ。
 
相撲は柏戸ファンで、盤石に強かった大鵬は嫌いだった。
その後も、千代の富士貴乃花のように、強くて正統派優等生力士は好きにはならず、むしろ嫌われ者の北の湖朝青龍を応援していた。
同様に最近は、白鵬が強すぎて面白くなかった。
優勝回数では大先輩の大鵬を凌駕して、大横綱の地位を揺ぎ無いものにしたが、この数場所は衰えたのか、白鵬以外の力士の優勝が続いた。
特に先場所は、10年ぶりに日本生まれの琴奨菊が優勝したので大いに喜んでいたが、今場所になるとまたも白鵬が無敵の強さを見せている。
 
卵焼きは、好きでも嫌いでもなかったが、ほとんど食べた記憶がない。
 
同列に論じるのは問題かもしれないが、政治の世界では民主党が嫌いだ。
三年前に政権交代を果たしたのに、やることなすこと出鱈目ばかりで、アッサリと瓦解。
その後は、全くやる気のない無責任野党になり果てた。
とりわけ鳩山由紀夫菅直人の二人は、憲政史上最悪首相であり、彼らの残した後遺症は末代まで祟りそうな気がする。
新たに維新の党を吸収して、民進党として再出発するようだが、主力幹部連中も政策も全く変わり映えがしないので、期待できるはずがない。
 
そこで表題の「巨人、白鵬民主党民進党)」は、僕が嫌いな三羽烏だ。
 
尤も巨人と白鵬は、勝負の世界で結果が全てなので、勝てば官軍。
強ければ、それなりの存在意義がある。
救いようがないのは民主党民進党)で、こんな政党が野党第一党である限り、日本の民主主義が成熟することはありえない。
だから実は、一番腹に据えかねているのは、政治の世界だナ。