昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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田母神俊雄、オマエもか?!

相変わらず今年になって以降も、政治家を巡る様々なスキャンダルが浮上している。
 
先ずは、これが東大卒、検事経験ありかと、呆れ果てるオンナ政治家だ。
新たに船出した民進党では、新進気鋭の(はずの)山尾志桜里
単なる若手のホープではなく、政調会長という、党の最重要要職を担う。
論理明晰の論客のはずが、「お待たせしたので、充分に調査してきた」が聞いてあきれるような、何とも嘘くさい、情けない釈明記者会見を仕出かす。
 
「秘書がやった」のは、政治家が言い訳に使う常とう句だが、このオンナの場合は、このセリフはそう簡単には使えないはずだ。
何せわずか三か月前に、自民党甘利明の不正疑惑追及の急先鋒であり、「秘書の所為と本人の責任は別問題」と舌鋒鋭く迫っていたからだ。
それが自分の問題になると、「秘書が勝手にやった」と、逃げの一手になる。
このオンナ、国会では安倍晋三に対して「逃げるな」と迫ったのがわずか数日前。
普通の感覚なら、恥ずかしくて外にも出られないはずだが、臆面もなく「与えられた職務を全うしたい」と言い募る。
しかし、このようなブーメラン減少は、旧民主党では日常茶飯事だった。
自民党を追及すると、その刃が己に戻ってしまう。
菅直人が「年金未納三兄弟」と中川昭一麻生太郎石破茂を追及したら、実は自分もだったなんて、余りにも大恥過ぎて、笑うに笑えない。
山尾志桜里は突然注目されたが、もともとは小沢一郎に私淑していた当選二回目の若造政治家だ。
人材不足の民進党が、受けを狙って抜擢しただけの三一政治家でしかない。
岡田克也党首もまた恥の上塗りで、「山尾は説明責任を果たした」と強弁した。
この程度のチョンボなんて想定の範囲内の代物だったのかもしれないが、両者とも、今後どの面下げて、与党自民党のスキャンダルを追及するのだろうか?
本気で政権復帰を目指す責任野党だったら、リスク管理の上では、何とか理由をつけて党の要職から外すのが得策だ。
さもなければ次回の選挙で、賢明なる愛知県民の良識が発揮され、このオンナに対して制裁を与えられることを心配しなければならなくなる。
 
僕にとって、山尾志桜里なんかと比べ物にならないほど衝撃的だったのは、田母神俊雄の方だ。
田母神俊雄、67歳。
航空幕僚長で保守派の論客で、東京都知事選挙にも立候補した。
元軍人のトップだっただけに、イメージは質実剛健
ブレない保守政治家の代表みたいに思っていた。
その田母神俊雄が、まもなく公職選挙法で逮捕されると噂されている。
 
確かに勝手に、田母神俊雄を神格化していた部分はあるだろう。
それにしても、疑惑が出て以降の田母神俊雄の所作振る舞いは、山尾志桜里同様に見苦しい。
卑しくも政治家を目指したほどの人物なら、公職選挙法くらいは勉強するはずだ。
田母神俊雄は、数々の疑惑に対して、まるでシドロモドロの答えを繰り返した。
その内容は劣悪政治家とほとんど一緒で、使途不明金は「会計責任者が使い込んだ」と言い訳した。
更には、運動員への謝礼については「2千万円は多いかな?」と思ったらしいが、現金配布先を自分で確認している録画まであるのに、配布することについては指示も了解もしていないと言い張っている。
これもまた、それなりに「気骨の政治家」と期待されたオトコの実態だ。
 
人間の中には、人品骨柄に秀でた優等生もいるが、何度も犯罪を重ねる問題児もいる。
政治家は当然ながら、優等生の気質が求められるが、現実はどいつもこいつも碌なヤツがいない。
田母神俊雄の醜態を見ると、政治家ってほとんど全員が問題児レベルと思った方が正解だ。
国民の負託を受け、清廉潔白な心情で政務に没頭する!
そんな政治家って、お伽噺か夢物語でしか存在しない。