昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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突発性顔面神経麻痺に罹る

突発性顔面神経麻痺、別名ベル麻痺。
原因不明の難病だが、昨日妻がまさしく突然に発症した。
思い起こせば昨日、同窓会から帰宅した妻が、「今日の夕食は外食にしない?」と言い出した頃から、違和感があった。
ソバ屋から帰宅後すぐに、「疲れたから寝る」と部屋に引き揚げたのか午後8時。

翌朝起きてきた妻が、洗面所から緊張した表情をして「何だかおかしい」と言いながら出てきた。
   「鏡を見ると、左眉が1センチほど下がっている。」
   「水を飲んでも、溢れてしまう。」
   「下を向くと、クラクラする。」
   「症状から察すると、脳梗塞ではないか」
と、不安そうに訴える。

確かに、左眉の位置がおかしい。
素人眼にも、妻に何か異常が起きたのが分かる。
取るものも取りあえず、掛かり付けの大学病院に赴くことにした。

先ずは脳梗塞の恐れが一番なので、脳神経外科へ。
二時間も待たされた挙句、ここでの結果は「95パーセントの確率て脳梗塞ではない、顔面神経麻痺だろうと」の診断だった。
しかし念には念を入れてと、MRIと聴力検査が終わったのは、病院に到着して六時間も経過後。
最終的な医者の観立ては、「脳は全く異常がない、突発性顔面神経麻痺なので今日からすぐに入院治療を開始。期間は10日間」と宣告された。

取り敢えずは「脳梗塞ではなくてよかった」と思いながらも、即日入院とは驚いてしまった。
大至急帰宅して入院の準備、午後5時半には病院に取って返して、あれよあれよと言う間に、6時には点滴治療が開始。
当方は、心の準備も皆無の状態で、俄か独身生活を暮さなければならなくなった。

医者によると、この病気はステロイド投入した治療方法がなく、且つ一週間は容体が更に悪化する可能性もあるらしい。
退院後も投薬治療が必要っで、完治までには半年が掛かる、実にややこしい病気らしいのだ。
この医者が病室に来た時の説明が、実に頼りない。
「この病気に関しては、人事を尽くして天命を待つしかない」なんて言い出した。
それは医者が患者に対して、発するセリフではないだろう!
我々夫婦は、ここまでくると誰が何と言おうと、どんなに頼りなかろうと、担当医者に全てを委ねるしかない。

バタバタ、アタフタしながら、妻の闘病生活をバックアップする日常が始まってしまった