無為無策は彼らの為にあるような言葉だが、稀にヤル気になると、全て悉くとんでもない結果を招いた。
拠って、自民党の政権復帰を心から喜んだものだ。
実際に、それまで韓国、中国に舐められっぱなしだった外交面では着実な成果を上げたので、連中の不満が蓄積され、何かと文句を言ってくるようになった。
これは良い傾向だ。
イチャモン国家の両国が、満足して悦に入っているような状態は、日本国には悪いことが進行していると判断して間違いない。
そんな僕だが、アベノミックスにだけは大反対だ。
そして最近では、アベノミックス政策の矛盾が露呈してきた。
消費税を巡るダッチロールがその典型で、安倍晋三はとうとう更に二年半の税率据え置きに方針転換したらしい。
約束通りに消費税率アップが出来ないのは、経済政策のアベノミックスが失敗したことの表れだ、、
しかしそれは、国会の所信表明演説みたいな、場違いで聞くに堪えないような代物でしかなかった。
それでもなおリーマンショックを繰り返すとは、その底の浅い魂胆がバレてしまう。
安倍晋三はゴリゴリの保守政治家だが、お頭の方はお里が知れるレベルでしかなかった。
端的に言えば、アベノミックスはインフレ政策だ。
インフレにはプラス面もあるが、当然ながらマイナス面も大きい。
バブル期まではインフレ阻止こそ最重要課題だったし、ねずみ講と一緒でいずれは必ず破綻する。
現に、円安誘導で株価は上がったが、国民の生活満足度は低下の一途だ。
それは当たり前のことで、給料が物価スライドでアップすることはあり得ないからだ。
インフレが進めれば進めるほど、生活は苦しくなる。
また円安には、輸入物価が高騰する大デメリットがある。
たまたま原油価格が下落したので物価上昇が目立たなかったが、さもなくば円安で、一気に家計が困窮したはずだ。
マイナス金利にまで踏み込んだ、日銀の黒田バズーカも不評のまま不発に終わり、これ以上有効な手が見えなくなっている。
安倍晋三も、「アベノミックス」とかのネーミングで大見えを切るのではなく、物価上昇と抑制を繰り返す経済政策を採用すればよかったのにと思ってしまう。