昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

舛添要一と安倍晋三の類似点

舛添要一が都議会で所信表明をしたが、バッシングが止まらない。
今回は一応殊勝に、「海外出張でファーストクラスは使わない」「スイーツルームは使用しない」と反省の弁を述べたが、今や都民、国民の怒りは、無駄遣いレベルの追及を遥かにに越えて、噴出した公私混同の究明に移っている。
 
この点では、舛添要一は「ああでもない、こうでもない」と醜い逃げ切りを画策しているが、何せ政治資金を私物化してきたことは間違いないので、どんどん墓穴が深くなる。
結局のところ舛添が、「申し訳ないけど、政治資金を私的に使い込みました」と懺悔しない限り、決して世間からは許されることはない。
しかしだからと言って、説明責任を果たしたている途端に、舛添の進退は極まってしまう。
そもそも舛添自身が、都民の信頼を失っている状態であることを認めている。
そんなオトコに、東京都知事の要職が務まるはずがない。
舛添は身から出た錆とは言え、二進も三進もいかない状況に落ち込んでしまっている。
 
しかしこの舛添劇場は、全く面白い見世物だ。
実際に舛添は、期待にそぐわず次々とみみっちくも醜い所作振舞いを繰り返してくれる。
もはや都民、国民にとって、超小物役者、舛添が演じる出し物は、結末が容易に想像できるが、それでも笑ってしまう、吉本新喜劇にも匹敵する定番のお笑いショーだ。
舛添要一のセコサは、どこまで拡がるのかと呆れ果てながらも、次のネタを心待ちでさえある。
仮に舛添が、八方塞がりで辞任すると、こんな面白い見世物にピリオドが打たれてしまう。
当方、無責任極まりないが、こんな演目が一日も長く続くために、舛添要一都知事で居座ってほしいと思っている。
 
その定例記者会見の中で、舛添が顰蹙を買ったのが、「精査」とか、「第三者」とか、「一日も早く」とか、同じフレーズを多発したシーンだ。
これは、時間稼ぎと逃げ口上の典型だ。
 
これは、舛添要一だけではない。
我が国の最高権力者、安倍晋三は、サミット後の会見で、「リーマンショック」を連発した。
これは、消費税率アップ先送りの言い訳だった。
公約違反とアベノミックス失敗の非難を、何としても避けたいとの思惑が見え見えだった。
さすがにサミットでは、いくら安倍晋三が力み返って主張しても、ほとんど相手にされなかった理屈なので、翌日には大きくトーンダウンしたが、綸言汗の如し!
一旦このような対応をすると、途端に安倍晋三にとって一番の売りだったアベノミックスが、サッパリ実効が上がっていないことがバレてしまう。
こう言うと、民主党政権の頃より雇用が拡大したとか、株価が上がったとか、アベノミックスを支持する意見が出てくるが、しかしアベノミックスを推し進めてきた結果で、公約だった消費税率改定が出来なかったことは厳然たる事実だ。
だからこそ安倍晋三は、自分の失政ではないことを印象付けるために、「リーマンショック」を連呼したが、それが誰にも違和感を持たれるものとの認識が欠落していた。
 
浅薄なパフォーマンスは、却って内心の不安さ、自信のなさがバレてしまうモノだ。
同じフレーズを繰り返すリーダーは、信用しない方が良い。