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尾木直樹も七歳の子供も、反省しろ!

わずか七歳の男の子が、七日間も行方不明になった。
父親が、「しつけの為」に、山中に置き去りにしたことが原因なので、無事保護のニュースに日本中が安堵したが、一番喜んでいるのは勿論本人と家族だろう。
事件の発端となり、非難の的になっていた父親の記者会見を見たが、世間や子供への謝罪と、捜索に協力してくれた人達への感謝の念が強く出ていて、言葉も途切れがちだった。
先ずは、目出度し愛でたし!
 
この父親は、子供の消息が全くつかめなかった時には、教育評論家の尾木直樹が、見てきたようなデマ情報を発信したために、事件の犯人みたいに見られたこともある。
確かに、あれだけの大捜査をしても、何一つ手掛かりがなかったので、最初から狂言だったとのではと思い込みやすい。
尾木直樹以外にも、モーニングショーのキャスター、玉川豊が「ここまで探して見つからないのなら、最初に戻って、最も考えたくないこと、我々が最初に疑ったケースを考えないといけないかもしれない」と発言した。
以って回ったような言い方だが、要は「この事件は狂言で、家族が怪しい」との趣旨だ。
この発言から30分くらいで、「子供を保護」の情報が入り、玉川はダンマリを決め込んだ。
事件が無事に解決したので、玉川豊は発言を追及された場合でも、「家族が怪しいと言った積りはない」と強弁するに違いないが、あの時のニュアンスが尾木直樹と同様の趣旨だったのは明らかだ。
今や教育評論家、尾木直樹は、自分の無責任発言を大批判されている。
それなら玉川豊もまた、ジャーナリストとしてのけじめをつけるべきだろう。
 
父親のしつけに対して尾木直樹は、「これは虐待だ」と批判していた。
他のどこを探しても、父親を支持する意見はない。
しかし僕は、この父親の行動を絶対の褒めはしないが、自分も同じことをしたかもしれないとの思いがある。
父親によると、事件の発端は、この子供が車や人に向かって石を投げたことにあるらしい。
 
七歳の子供よ、それは危ないから絶対にやっちゃいけないことなんだよ!!!
 
車はともかく、石が人に当たれば大事故になる。
父親としては、例え子供が仕出かしたこととは言え、厳しく叱らないといけない悪戯だ。
僕自身、そんな時に子供に向かって、「車から降りろ」みたいなことは言うかもしれない。
 
普通なら、子供は置き去りにされる恐怖から、父親に恭順の意を示すものだ。
実際に最初の時は、車を追っかけてきたらしく、一度は許されて、車に乗り込んでいる。
しかし父親は、もう一度、子供を車から降ろしている。
推測だが、父親から見れば、子供の反省が不十分と見たのだろう。
問題は、この悪ガキが、わずか5分の間に、別のところに歩いて行ったことにある。
宵闇迫る時間に、人っ子一人いない山道を10キロメートルも歩き、辿りついた自衛隊訓練所で一週間、水だけで生活していたのだから、この子供はタダモノではない。
この子供は、平均的な世間のガキに比べ、五年ほど反抗期への突入が早いような気がするほどだ。
親が教育に失敗すれば、末恐ろしいキャラなのだ。
 
今回の事件で父親は、今後の子供のしつけに悩むに違いない。
しかしこの七歳の子供は、人に向かって石を投げるようなガキだ。
更に、たった一人で一週間も生きていくような、強い生命力、生活力を持っている。
こんな子供が、例え悪さをしても親から怒られないことを知ってしまうと、増長してしまってとんでもない大人になってしまう。
僕は父親に対して、今回の事件に懲りることなく、厳しいしつけを続けて欲しいと思っているが、「羹に懲りて膾を吹く」ことになってしまうのではないだろうか。
尾木直樹も、卑しくも教育評論家を名乗っているのなら、こんなに親の言うことを聞かないガキの育て方をレクチャーしてほしいモノだ。