昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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旅人の休息日

一度目が初見、二度目で裏を返し、三度目からやっと常連さん。
その体で行くと、ミュンヘンのホテルは三年連続なので、すっかり常連さんのはず。
定宿扱いしても罰は当たらないだろうが、そのホテルの魅力の一つが朝食。
盛りだくさんの品揃えで、美味いものが多い。

一年ぶりにその朝食を満喫したが、その後は特別な予定がない。
ならば午前中に、昨日から急にファンになったデューラーの本物の絵を見に行くことにした。
場所はミュンヘン アルテピナコテク美術館。
ここはもちろん昨年も訪問したが、大改装中でごく一部しか鑑賞できなかった。
今年もまだ改装途上で、全面的に出来上がるのは二年後とか。
しかし昨年見れなかった場所がオープンになっていたので、無駄はない。
愛するアルブレヒト・デューラーの代表作品「四人の使徒」は、長い階段を上った二階の右側の部屋。
一番奥まった場所に、大いに目立つ様に展示されていた。
「人間の性格を四人の表情で表現している」屈指の代表作品と聞いていたので、霊験新たかな思いで見つめる。
そう思って見ると、そんな感じが伝わってくるのは、名画の所為なのか、当方が単に影響されやすい気質なのか、あるいはその両方なのか。

もう一つの代表作の自画像は、一階の売店の裏側に展示されていた。
係員に聞いたから分かったが、普通なら気づかずにパスしてしまうような場所だ。
だがさすがに、そこには多くの人が集まっていた。
この美術館は、我が愛するデューラー以外にも、レンブラントルーベンス、、ラファエロなどのビッグネーム作品がゴロゴロと展示されている。
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵まであった。

この美術館を見終わったら、後はやることがない。
ホテルに戻って、本日は旅人の休息日、英気を養うことにした。

夕食は、スーパーの一番奥まった場所にあるKIUSIUラーメンショップへ。
おそらくは「九州ラーメン」を意味するのだろうが、ここは妻が買い物の途中で見つけた。
しかし、何とも客が少ない。
こんな店は、相場として不味いはずだが、案の定、とってもおいしくない。
しかし妻が注文したエビ天卵丼は、意外にも美味かった。
夜は暇だから、9時開始のユーロサッカーを見る積りだったが、睡魔には勝てず、試合開始早々に熟睡してしまった。