昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

BMWミュージアムとオペラ鑑賞

ドイツは、日本と並ぶ、あるいは日本を凌駕する自動車大国だ。
その代表メーカーが、フォルクスワーゲンBMW
前者のVWは品質詐称問題でミソをつけたが、それでも世界一、二位を争っている。
我が家では過去に一度、VWゴルフに乗っていたことがある。
1980年に購入したが、当時はファッションの先端車で、トレンディドラマで近藤正臣が利用していた。
確かにカッコ良くて高かった。
当時トヨタが売り出した高級車「ソアラ」程度の価格だったが、品質は最悪。
一年も使うと、一気にガタがきた。
それまでドイツ車は優れているとの信仰に近いものがあったが、それ以来車は国産と決めた。
だから、VWが燃費で不正していたとしても、まるで驚かない。

一方の後者BMWは、品質についての評判は聞かないが、いかにも日本人好みのデザインが人気だ。
おそらくは、ベンツに匹敵するほど、日本でよく売れるドイツ車だと思われる。
そのBMWミュージアムを訪問した。
地下鉄Uバーンを利用してOlympiazentrum駅下車。
駅を出るとすぐに、巨大なBMWミュージアムと BMW Weldの建物が見える。
入館料は一人10€だから、決して安くはない。
中に入ると、いきなり古色蒼然たるバイクが年代順にズラリと陳列されている。
また超年代物のBMW車は、今走っていても不思議ではないほど洗練されたデザインだ。
客も多いが、特に中国、韓国からの、如何にも俄か成金風情の若者が目立った。
連中は、ここでもマナーが悪い。
我が物顔で家族写真や恋人の写真を撮りまくり、人の迷惑を考えない。
韓国のバカ顔オトコの二人組は、磨き上げられたBMWバンパーに指紋を押し付け、記念写真を撮っていた。
こんな輩が、国に帰ると反日で大騒ぎをしているのだろう。
当方、大して車に興味があるわけでもないのに、両方の施設を見終わるには、優に二時間近くかかる。
クルマ好きにとっては、一日いても飽きないのではないだろうか。

ミュージアムを後に、ミュンヘンオリンピック施設が残っている公園を散歩。
1972年、ここでアラブゲリラ「黒い九月」が、イスラエル選手団の宿舎を襲った悲惨なテロ事件があった。
施設は残っているが、大して使われているようには見えない。
道案内に、前方にUバーンの駅があるように出ていたので、そのまま歩き続けた。
しかし行けども行けども、駅の雰囲気がない。
途中で英語が話せないドイツ人に二度、三度と質問しながら、歩くこと40分。
やっと駅にたどり着いたが、こんなに遠いのなら、最初のオリンピックスタジアムのところに残り距離を書いてほしいものだ。
ドイツ人って、不親切極まりない。

ホテルに戻って休養し、夜はオペラ見学。
今回のミュンヘンは、四泊中三日はホテルに近いバイエルンシュターツオパーナショナル劇場へ出かけた。
この日はその最後で、出し物は「ユダヤの女」。
最初のは字幕さえなかったが、二回目からは字幕はドイツ語だけ。
演目はイタリア語、フランス語なので、あらゆる単語が分からない。
しかし粗筋だけはしっかり知っているので、中身は分かっている。
二時間以上オペラ鑑賞するが、世界的な歌い手が素晴らしい音楽を披露するのをナマで聞く。
そんな楽しみ方も、また乙なものだ。
すっかり満足してホテルに帰還、直ぐに就寝した。