昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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少数派だけどSMAP解散に賛成します!

世の中には、奇特な人も多い。
SMAPの解散が発表されると、生き甲斐を失ったように、嘆き悲しむ人がいる。
「今までの感動をありがとう」とか、「彼らの歌に勇気づけられた」とか、SMAPに感謝する人もいる。
何とイギリスBBC放送まで、SMAP解散のニュースを流したらしい。
 
イイ歳をした、太ったおばさんコメンテータのの山田某は、泣かんばかりの表情で「SMAPは仲が悪くて解散したのではない。彼らは全員SMAP大好きな人たちだから、いつの日か必ず再結成される」と、SMAP解散を残念がっていた。
マァこのおばさんは、好きな政治家は鳩山由紀夫らしいから、本業のテレビでもこの程度のコメントしか期待できない。
そもそも彼らの仲が悪くないと思っているとは、ゲーノー界で碌をはむ人間にはあり得ない洞察力だ。
 
彼らSMAPは40歳を過ぎても、10代だった時のようにアイドル扱いされ、ファンによって偶像視されてきたが、一皮めくれば普通のオジサン予備軍に過ぎない。
僕は馬齢を重ねただけの人間だが、この歳まで生きてくると、それなりの経験をしている。
長く一緒に仕事をすれば、嗜好の違いも出て来るし、相性も露わになる。
お互いの好き嫌いから、派閥もできる。
組織に属した経験からも、SMAPが解散するのは当たり前のことでしかないことを知っている。
 
世の中に感動、感激を与えた言われるSMAPの歌だって、実は他人が作詞作曲したものを、彼らは単に歌っただけだ。
彼らは職業としてのグループ歌手であり、彼らを神聖にして侵すべからざる存在と崇め奉っているのは、単なる熱烈なファン心理に過ぎない。
SMAPの五人はお互いに仲良しで、歌い踊りながら自分たちを励ましているなんて、勝手にSMAPの理想像を作り上げ、解散に反対し、再結成を願うなんて、既に仲間割れしているSMAPのメンバーにとっては有難迷惑に違いない。
夫婦が離婚するのと一緒で、嫌になった相方と一緒に生活することは苦痛だ。
離婚しながらも、ドツキ夫婦漫才を続けた正司敏江・玲児を見るのは痛々しかった。
 
SMAPはアイドルグループだったので、彼らの本心を赤裸々に語ることは許されなかった。
しかし彼らの一挙手一投足を見れば、彼らが仲違いし、価値観が違っているのは明々白々だった。
彼らは、各々がアイドルになる前から、一人一人が違った価値観を持って育っていた。
仕事を通じて、その価値観が共有化された部分もあるだろうが、決定的に違ってしまった部分も必ず存在する。
しかし世間的には、いつも笑顔の仲良しグループを演じなければならなかった。
そんな彼らが解散を決意するまでには、グループのメンバーとしての心痛は如何ばかりかは想像に難くない。
 
マスコミの論調は、いずれもSMAP解散を残念がるものばかりだが、本当にSMAPファンなら、むしろ彼らがこれ以上一緒に仕事をするのを見るのは、結構辛いものがあるはずなのだが………….