昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

谷川温泉の名門ホテル

海外旅行のホテル予約でポイントがたまった分で、谷川温泉の名門ホテルを訪れた。

我が家からは、高速を利用すると車で二時間半。
人里離れた山間に位置したホテルで、チェックインは午後1時から受け付ける。
宿につくなり、凝りに凝った風呂場で、露天風呂は谷川のせせらぎを聞きながら、心行くまで名湯を味わうことが出来る。

このホテルは、温泉と同時に、個室の食事処でとる食事のうまさが売り。
夕食の時間には、ちょうど雨が降り始めた。
窓越しに雨音を聞きながらの夕食は、まことに風情がある。
お品書きには、料理長自慢の料理が紹介されている。
その順番に次々と運ばれてくる料理は、どれをとっても絶品。
しかもその量が、実に手ごろだ。

普通は、旅館の料理と言えば、食べきれないほどの皿数が並ぶ。
当方も根っからの貧乏性なので、全部食べようと頑張ってしまう。
そうすると、必ず腹を壊す。
しかしこのホテルの食事は、決して多過ぎず、さりとて少なすぎもしない。
将に適量だ。
これを一時間半の時間を掛けながら食べると、すっかり満腹感と満足感に浸ることが出来る。
これだけの量で、客を満足させるには、よほどおいしい料理でなければならない。
こんなところにも、このホテルと料理長の矜持を感じる。
給仕してくれた中居さんにお礼を言って、部屋に引き上げた。

部屋に戻ると、寝具の用意が出来ている。
テーブルには、夜食のおにぎりとフルーツが置いてある。
何から何まで、「おもてなし」の配慮が行き届いた、素晴らしいホテルだった。