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ドラマ「真田丸」の舞台

NHK大河ドラマ真田丸」。
三谷幸喜の脚本は、史実よりもエンターテインメント性重視なので、賛否両論があるが、視聴率は良いようだ。
しかし主役の堺雅人は、どんな役を演じても半沢直樹みたいになってしまう。
僕は大根役者と思うが、何故か人気を博している。

今回車を駆って出かけた谷川温泉は、このドラマの舞台となった沼田城に近い。
そこで帰りしな、沼田城址と名胡桃城を訪問することにした。
沼田城は、その城跡が沼田公園内にある。
しかし大河ドラマが始まるまでは、むしろ地味な場所だったはずなのに、最近は臨時駐車場が設営されるほど、多くの人が押しかけている。

公園の入り口近い場所に、真田信幸とその妻、小松姫銅像が立っている。
しかし周りの風景に全く馴染まないほど、新しい銅像だ。
これもまた、大河ドラマの影響で、俄か仕立てが見え見えだ。
また六文銭のお賽銭置き場もあり、一円玉、五円玉、十円玉、五十円玉で、それぞれに六文銭模様を作ってある。
やや割高感があるのか、100円玉の六文銭はなかった。
このお賽銭は、後ほどは福祉士悦に寄付されるらしい。

ここには沼田市初代町長の生方誠会館や旧生方家住宅、沼田名誉市民たちの肖像画がある旧土岐家洋館もある。
この三か所の入場料はわずかに200円。
この日は天候が悪かったせいで観光客も少なく、我々夫婦だけでゆっくりと見て回ることが出来た。

沼田城址の後は、真田昌幸が北条氏から沼田城を奪い取るための足掛かりとした名胡桃城址へ。
ここもまた、大河ドラマを格好のビジネスチャンスとして、急きょ復興工事がされていた。
ドラマで真田昌幸を演じた草刈正雄が、記念館落成のテープカットしている写真もあった。
また至る所に「歴史を変えた町」の幟がはためいている。
名胡桃城は険しい坂の上であり、その周囲を深い谷が幾重にも取り囲んでいる。
一目で、如何にも難攻不落振りが分かるが、当時のものは何も残っていない。
そこで慌てて、当時の館跡地を整備したり、復元図を表示している。
将に大河ドラマを切っ掛けにした街づくりだが、その厚かましさがに却って好感が持てる。