プーチン大統領の来日狂騒曲が終わった。
終わってみればまるで肩透かしだったが、これは領土問題への日本の能天気振りと、プーチンの強かさの裏返しだろう。
我々日本国民は、武力や経済力で圧倒的に有利にならない限り、一旦武力占拠された北方領土はそんなに簡単には取り戻すことが出来ないと肝に銘じないといけない。
プーチンのような世界的レベルのリーダーとは比べるべくもないが、二人の日本の女性リーダーで大きな差が出ている。
小池百合子は、典型的なポピュリスト政治家だが、とにもかくにも次々と勝負手を繰り出す。
明らかに劣勢になっても、 何だかんだと言い訳しながら、自分のやったことを正当化する。
その結果として、東京都議会の改革者として高い人気を博し続けている。
毀誉褒貶は激しいが、やり手政治家であることは間違いない。
一方の蓮舫だが、こちらはその内容のなさが、すっかりバレバレになってしまった。
代表戦選挙の頃から、二重国籍問題を指摘され、その対応が噓に嘘を重ねて右往左往した。
同じ問題が自民党の女性議員にも発生したが、こちらは戸籍謄本を開示して、自らの戸籍問題を解決した。
しかし蓮舫は今に至るまで、子供のプライバシーを盾に戸籍の開示を拒否し続けている。
その一方で、好感度を上げるためにか、テレビに自分の家族を公開するなど、やることがちぐはぐで、いつまでたっても信頼されない。
民進党への期待感も全く盛り上がらないことから、最早党首としてだけではなく、政治家としても化けの皮が剥がれてしまった。
組織は、そのトップの器量を超えることはない。
長年組織に所属し、それなりのことを経験してきた人間の結論だ。
どんなに優秀な精鋭が揃っていても、その時のトップが方針を間違えると、結果は惨憺たるものになってしまう。
勿論、そんな重要な立場のリーダーが、人格者であれば申し分ない。
しかしそれよりも、状況を把握し、組織をリードする確たる方針を打ち出すことが出来る人間の方が需要だ。
蓮舫党首は人品骨柄には大いに問題があることが分かってきたが、同時にリーダーとしての度量も欠落していることも判明してしまった。
こんな曰く因縁付きのリーダーが、与党や安倍晋三総理大臣を追及できるはずがない。