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安倍首相末期がんで余命三か月の情報

昨日、板垣栄憲氏のメルマガ記事が、Facebookに紹介されていた。
多くの人が読んだと思うが、安倍晋三首相は慶応大学病院で精密検査を受けた結果、「末期の肺がん、ステージ4で既にリンパ節、脳幹に転移して手遅れ、余命三か月」と告知されたらしい。
潰瘍性大腸炎に気を取られていたために、本人も主治医も肺にまで気が回らなかったとも書いている。

前者は、ひょっとしたら本当かなとも思う。
安倍首相の顔がややむくんで見え、健康そのものとは思い難いからだ。
しかし後者の理由は、大いに眉唾だ。
本人はともかく、主治医が首相の持病以外を配慮しなかったとは思えない。
真偽のほどは、三か月も経たないうちに分かる。
いずれにしても、現役の首相の余命を三か月と断定するとは、かなりインパクトのあるニュースだ。
 
僕はこのニュースよりも、寄せられたコメントの方がショックだった。
そのほとんどが、安倍政権に批判的な連中からのコメントだったが、
  「ザマア見ろ」
  「天罰だ」
  「お祝いしたい」
果ては「早く死ね」まであった。
 
乳がん闘病中の市川海老蔵婦人、小林麻央さんに対しては、こんなひどい中傷はない。
いくら安倍政権に反対の立場だとしても、仮に安倍首相の余命が三か月だと判明した時に、こんな罵詈雑言を浴びせるモノか。
小林麻央さんには政治的反発はないのかもしれないが、女優であれ政治家であれ、本人が病気に苦しむのも、家族の心労も一緒だ。
それを「早く死ね」とまで罵倒するのは、日本人の美的感覚からは遥かに外れている。
敵に塩を送れと言うのではなく、どんなに憎い敵と闘う時にも、自ずと節度が必要だと思うのだ。
僕は、政治家としての菅直人辻元清美蓮舫小池百合子は大嫌いだ。
しかしそれでも、彼らに「早く死ね」とは思わない。
 
安倍政権は、テロ等準備罪の成立に拘った。
野党はこの法案を共謀罪と呼び、「表現の自由が侵される」とか「井戸端会議の話でも拘留される」とか、荒唐無稽な反対を繰り返してきた。
結果としてこの法案が成立した事に不満を持ち、野党が安倍政権を批判するのは分からないでもない。
しかしそれはあくまで政治の場での話であり、政敵が病気になった事を「ザマア見ろ」とは、自らの人品骨柄の下劣さを露呈しているようなものだ。
 
これは、左翼勢力の宿痾の病だ。
僕はその昔、共産主義は人類を救うと信じ勉強したので、逆に共産主義の問題点も知ってしまった。
実際に左翼勢力にとっては、「敵か味方か」の二者択一しかなく、自分達に賛成しない中途半端な勢力は全て敵扱いになる。
彼らは、この敵は反革命だから打倒するべきだし、その為にはあらゆる手段が許されると、自分勝手に理論武装している。
その結果、敵と認定した相手には容赦ない攻撃を仕掛けるし、それは時として暴力を伴い、往々にして口汚い罵りになる。


今の野党が政権の座につけば、反対勢力は枕を高くしては眠れない。
安倍首相は独裁者だと非難する彼等こそ、実は反対派を絶対に許さない。
今回の安倍晋三首相末期がん情報への幼稚な対応からも、野党も左翼勢力も全く信頼できない存在だ。