昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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女性リーダーたちの挫折

昨日は、有能な女性三人半が、表舞台から消えることになった。
 
一番の大物は、稲田朋美防衛大臣の辞任。
この見るからにオバハン大臣は、安倍首相の秘蔵っ子と言われ、異例のスピード出世で防衛大臣になったが、途端に馬脚を現し始めた。
何よりも、押出しが大事な政治家としては、ファッションセンスとスピーチ能力がない。
安倍首相は、自分の後継者とまで買っていたと言われているが、安倍首相のオンナを見る目は、嫁さんの制御不能な無鉄砲ぶりを見ても、かなり疑わしい。
稲田朋美もまた、メガネ外れだったようだ。
仄聞する限り自衛隊からも総スカンで、「史上最低の防衛大臣」とまで揶揄されていたというから、罷免されなかったのがおかしい。
 
次は、泣く子も黙る論客を気取っていた、蓮舫民進党代表の辞任。
辞任会見で、「民進党には遠心力が働いている」と発言していたが、自分が代表の政党内に遠心力が存在しているのを認めるリーダーなんぞ、前代未聞だろう。
辞任の実態は、野田佳彦幹事長の後釜の引き受け手がないし、代表を続けると次の選挙で衆議院に鞍替え出馬しなければならず、その場合は当選の可能性がないので嫌になったのではと噂されている。
こんな女性でも、わずか10か月前は、民進党反転攻勢の切り札と思われていた。
無論、自身の二重国籍問題について、ウソに嘘を重ねた対応の稚拙さも大きいが、民進党低迷の原因は決してそれだけではない。
稲田朋美同様に、蓮舫もまた実力以上に買い被られていた。
二人とも国会での鋭い追及ぶりが注目されたが、実は先輩の田中真紀子同様に、声が大きいだけで中身は空っぽ政治家でしかなかった。
 
もう一人の国会議員、今井絵理子は、不倫出張旅行がバレて謝罪に明け暮れた。
実は僕は、繰り返される有名人の不倫騒ぎには、至って同情的だ。
オトコとオンナの恋愛沙汰で、たまたま一方が既婚者だったことから、倫理的問題点を指摘されるが、しかし当事者は「だってそれでも好きになったんだモン、仕方ないでしょ」が本音だろう。
自分の嫁さんが不倫したのなら大事だが、赤の他人が誰を好きになろうと知った事じゃない。
今井絵理子の「一線を超えてはいません」は、率直過ぎて、最近の言い訳の中では秀逸だ。
「一線」とは人それぞれだろうから、後で何かバレても、何とでも言い繕える。
芸能人上がりの軽薄オンナと思っていたが、歌も踊りは上手いし、なかなか手も早い。
実際に危機管理能力は皆無で政治家としては不向きだが、しばらく謹慎しているうちに、オトコが首尾よく離婚できれば、次の選挙では立候補など止めて、家庭の主婦に収まれば良い。
 
最後の籠池詢子夫人は、昨日中に逮捕されると言われていたが、どういう訳か見送られたので「半」。
森友問題の主役は籠池泰典と思っていたが、今回容疑の補助金詐欺に関しては、経理面を仕切っていた籠池詢子が果たした役割が大きい。
当初は籠池泰典は逮捕必至と見られていたので、籠池詢子が甲斐甲斐しく,ムショ用下着や身の回り品をパッキングしていたが、検察は夫婦の共謀と認定しているようだ。
この夫婦は、似た者同士なのだろう。
傍から見ても、妙に仲が良い。
しかし夫婦して、一緒に臭い飯を食う事態になれば、あの強烈な個性は当分見納めとなる。
地検に出頭している車中でもテレビ局の取材を受けていたほどデタガリで、且つウソつきの二人が、外界と遮断された取り調べでどんな供述をするのかが見ものだ。
 
官民挙げて女性の社会進出を推進しているが、トップを走り、活躍の場を切り開くのは決して楽ではない。
そんなリーダーの役割を担う女性には、男性以上の覚悟と使命感が必要なのだが、与党、野党共に揃いも揃って花形女性政治家が辞任してしまう。
政界への女性進出は顕著だが、辣腕を振るう能力を備えた女性政治家はまだまだ少ない。
個人的には自民党三原じゅん子に期待しているのだが、果たしてどうなるのやらだ。