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「山尾志桜里の不倫」考

民進党の看板政治家だった山尾志桜里に、不倫疑惑が持ち上がって大騒ぎになっている。

確かに政治家の不倫騒ぎでは、自民党議員が先行していた。

しかし自民党の場合、宮崎謙介、中川俊直今井絵理子にしても、サンピン政治家の不始末でしかなかった。

ところが山尾志桜里は、政調会長を務め、今回は幹事長に内定していたほど、民進党内では影響力があり、将来は民進党を背負って立つと期待されていた政治家らしい。

当然ながら、民進党内には激震が走っているし、前原新執行部も右往左往状態に見える。

 

政界と芸能界ではここ数年、不倫に関してのスキャンダルが頻発している。

僕は基本的には、人が誰かを好きになるのは、その人の勝手だと思っている。

たまたま好きになった人に配偶者や子供までいても、だから諦める人もいれば、それでも自分の気持ちを抑えきれない人もいる。

だから全てを投げ打ってでも、新しい恋愛を走る人を非難する気持ちはない。

ただ不倫には、当然ながら犠牲が伴う。

自分の家族がそうだし、相手の家庭を壊してしまうこともありうるので、世間からは袋叩きに合う。

そんな覚悟を持った不倫なら、正々堂々と振る舞えばいいと思う。

 

そんな不倫に寛容な僕から見ても、山尾志桜里のケースは全くアウトだ。

何故なら、山尾志桜里が記者会見で説明した内容は、全くのウソの言い訳に終始していたからだ。

山尾志桜里も、その不倫相手の倉持麟太郎も「男女の関係ではない」と言う。

この二人、元検事と現役の弁護士なのに、そんな出鱈目な言い訳が通用しないことすら分かっていない。

今回の民進党離党にしても、議員辞職すれば次の選挙で議席が減ることと心配する民進党から、強く働きかけられたことがミエミエだ。

世間の厳しい声に対して、先ずは党利党略が優先される。

だから事実無根だと言いながら、離党で責任を取るみたいな、訳の分からない対応になる。

こんな政治家、山尾志桜里と政党、民進党に未来があるはずがない。

 

山尾志桜里と倉持麟太郎は、何故嘘をついたのか?

それはこの二人が、自分達の行動に全く危機感がなく準備不十分なまま、突然不倫がバレたことにすっかり泡を食ったからだろう。

実際に突撃取材を受けた時の対応は、ドギマギでシドロモドロ状態で、後ろめたさがバレバレだった。

少し時間差をつけてホテルの部屋に入ったり、並んで歩く時も腕を組んだりはしていないから、不倫がバレないとでも信じ込んでいたのだろうが、そんな危機管理意識の政治家が生き馬の目を抜く様な国際外交をこなせるはずがない。

 

「政治家は説明責任がある」みたいな、一見正論が幅を利かせているが、今回の不倫は恋愛沙汰なのだから国民なんて後回しで良い。

むしろ、ガソリンプリペイドカード疑惑こそ説明責任を果たすべきだが、山尾志桜里は未だにこの点に関しては「辞めた秘書の所為」にして逃げ回っている。

実は山尾志桜里と倉持麟太郎が、まず最初にやるべきことは、自分の家族への説明なのだ。

家族に対して、「お互いに好きになってしまったので許してほしい」と正直に打ち明けるべきだ。

そこまで夫も子供も捨てる覚悟があれば、誰に後ろ指をさされても、何ら恥じ入ることはない。

それを中途半端に、政治家としての立場も守りたい、自分の所属した政党も守りたい、ついでに家族も守りたいと欲をかくから、誰も納得しない会見になってしまう。

 

今回の不倫騒動は、それまで自民党議員の不倫を舌鋒鋭く攻めていた山尾志桜里へのブーメランとなって、彼女の言行不一致を暴き出した。

また、子育てママの代表を自称していた山尾志桜里が、子供をほったらかして不倫に走るなど、これだけ明白にウソをついた政治家が、有権者から信頼されることもない。

山尾志桜里は、さっさと議員を辞職して政治の世界から身を引くべきだし、またその方が個人的ダメージは小さい。

後は家族に詫びを入れて元の鞘に収まるか、はたまた倉持麟太郎との新生活を始めるのか、勝手に悩めばよい。

民進党嫌いの僕は、あの耳障りな声でエキセントリックな質問を繰り返してきた山尾志桜里を見なくて済むのはいい気分だ。