昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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いびきと健康

我が家では、もう15年ほど夫婦別室で就寝している。

原因は僕のいびきだ。

 

特に酒を飲んだ日はひどかった(らしい)。

うるさくて眠れない妻は、深夜に自分の布団を隣のクローゼットに移動させる。

その物音で、今度は僕が目を覚ましてしまう。

元はと言えばいびきをかく僕が悪いのだが、気分が悪いことこの上ない。

ならばと、お互いに別室で寝て、安眠をとることにした。

 

その内に、いびきは僕だけの問題ではないことが分かってきた。

僕の仕事仲間は、例の無呼吸症候群とやらで、カラス天狗のような器具で測定すると、まるで不規則ながら、滝のようないびきをかくらしく、夫婦で同じ部屋に寝ることは不可能。

しかも一時的にせよ呼吸が止まっているのだから、、脳梗塞にもつながりかねない。

医者から、かなりの重症と告げられたので、誰かがそばにいてくれないと不安で仕方がない。

さりとて奥さんが隣で寝るには、いびきの音がうるさすぎる。

知人は大変困っていた。

 

いびきは大変傍迷惑だが、実はいびきをかいている本人には、自覚はない。

それどころか、「いびきがうるさい」と文句を言われると、「いびきなどかいてはいない」と言い返して喧嘩になったりする。

また「いびきは深刻な病気の前兆」と言われても、全くピンとこない。

 

そんないびき患者にとって、大いに手助けになるスマホ用アプリを発見した。

それは「いびきラボ」であり、最初に五日間のお試し期間がある。

その後、5£、約800円の投資で、自分の寝ている間のいびきを録音してくれる。

 

さっそくインストールして、、自分のいびきを、録音、再生してみた。

すると、自分のいびきの特徴が、一目瞭然に分かる。

先ず、ほぼ毎日、間違いなくいびきをかいている。

一晩に一回か二回、瞬間的に「やや大きい」レベルのいびきがあるが、しかしそれは長くは続いてはいない。

精々三十秒程度の長さで、後は静かに眠っている。

しかし改めて自分のいびきを聞くと、その生々しさに些かたじろいでしまう。

 

僕の場合、睡眠不足と疲労困憊で録音した初日こそいびき指数が高かったが、その後は比較的低位で安定している。

少なくとも、無呼吸症候群の兆候はないことが判明しただけでも、アプリ購入の価値があった。

健康のためには、自分のいびき具合に関心を持つのも良い。