昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

KRAKOW国立美術館

やはり午前4時には目を覚ます。
ホテルのすぐ前に、コンビニチェーン店もどきがある。
看板には24時間営業と書いてあるが、店のオネエサンは「朝6時~夜10時まで」と言う。
昨晩8時過ぎに、朝食用パンを買いに行ったら、何と店じまいの最中。
「明日の朝には全商品がそろっているので、もう一度出直して」みたいなこと言ったので、6時に出向いた。
ところがパンの陳列棚は、見事に空っぽ。
昨日とは違ったオネエサンが、「パンがいるなら、別のチェーン店が24時間営業だから」と50mほど先の店を紹介してくれた。
そこでパン2個、生卵6個を購入、妻手製の野菜サラダまで合わせて充実の朝食。

しばし休んだ後は、KRAKOW国立美術館へ。
ここには天才レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「白い貂を抱く貴婦人」が展示されている。
ダ・ヴィンチは「モナリザ」と「最後の晩餐」が超有名だが、この作品は玄人筋に評価が高い。
道路工事中で交通手段が複雑なので、歩いていくことにした。
ところが近そうなので嘗めていたら、なかなかたどり着けない。
途中で、若いオネエサンに道を聞いたら、「右へ曲がれ」と教えてくれたが、直ぐにスマホを出して目的地を入力して確認する。
ところが、どう見ても左折のはず。
念のためにもう一度、「Turn right?」と聞くと、やや自信なさ気ながら「Yes,right.」と答える。
外国で道を聞くと、このようにまるで正反対の方向を言うヤツがいる。
今回の彼女も、道に迷って困っている人に対して親切心から、何でもいいからアドバイスを送ろうとしたようだ。
結論として、彼女のアドバイスの逆を行き、何とか国立美術館に辿り着いた。

チケット売り場のオバサンは、強烈な巻き舌と訛りの所為で、何を言っているのか分からない。
適当に「ウン、それそれ」と購入したチケットは一人8ズウォテイと、この手の美術館では破格に安い。
先ずは「Leonardoの部屋」の直行すると、暗がりの中にダ・ヴィンチの絵が一枚だけ陳列されていた。
極端に言うと、この美術館で見るべきものはこれで終了。
とは言うものの、苦労してここまで来たのだからと、別の四部屋の展示品も見ることにした。
ところが我々のチケットでは、その中の二部屋は見ることができない。
チケット売り場のオバサンは、そのことを一所懸命に説明していたようだ。
マァ念願の「白い貂を抱く貴婦人」を見ることができたので、大満足としよう。
この絵は、保存状態が良いことも価値を高めている理由なので、写真撮影は厳禁で警備も厳重。
その監視の目をかいくぐって、危険を顧みず捉えた写真がこれ!
イメージ 1
と言うのは真っ赤な嘘で、写真撮影用に展示室の外に置かれている絵をパチリ。