五日間滞在したＫＲＡＫＯＷから、列車を利用してＷＡＲＳＺＡＷＡ（ワルシャワ）に移動。
この日のために、数日前に予約した列車は１１時３５分発。
用心して早めに駅に着くと、１１時３５分発の列車は１番プラットホームと表示されている。
それでも何となく虫の知らせで心配になったので、切符売りのオバサンにチケットを見せて、どこに行けばいいかを質問した。
すると強烈な巻き舌で、「インフォルメーション！」と連呼する。
どうにも埒が明かず、通りかかった駅の係員に「１１時３５分発は１番でいいか？」と聞くと、チケットを見ながらやおら「この列車は、今日に限って１１時３７分に３番を発車する」と言い出した。
確かに掲示板には、１１時３５分発と３７分発が並んでいる。
しかしチケットには１１時３５分発となっているのだから、聞いていなければ間違ったところに行ってしまう所だった。
マァ、日本がキチンとし過ぎていて、海外ではこんな程度は許容範囲と思っていた方が良い。
ワルシャワのホテルで一休みした後は、近場を散策。
たまたま通りかかったポーランド料理店「Ｚａｐｉｅｃｅｋ」の前に、１０人近い人が列がつくっている。
看板を見ると、ソーセージやスープが実に旨そうだ。
どうせ暇だからと並んでいると、しばらくして後ろに日本人のカップルが来た。
こんな場所で同朋に会うと、すぐに仲良くなる。
聞けば、この今朝日本から到着したばかりで、明日にはＫＲＡＫＯＷに行くらしい。
インターネットで、この店を見つけたらしい。
３０分程度並んでやっと我々夫婦の席が確保されたが、これが上手い具合に四人掛け。
店員に許可をもらって、外に並んでいるカップルと同席することにした。
ＫＲＡＫＯＷ訪問の先輩として観光地の紹介や注意点、海外旅行の楽しさやらで話が盛り上がった。
歳の頃なら３０くらいだろうか、未だ新婚感が漂うような二人だったが、倍以上年上の我々夫婦と一時間以上も話題に事欠かないとは、なかなかの人物と見受けられた。
ワルシャワのホテルは、ＫＲＡＫＯＷのアパートとは違い、風呂は温水がふんだんに出る。
体を湯船に横たえて、ふくらはぎをしっかりマッサージすると、一日の疲れが吹き飛ぶ。
明日から三日間、ワルシャワ市内観光の予定だ。
