昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ワルシャワの最終日は大災厄

ワルシャワ最後日、朝から雨模様なので、ホテル近場の「ショパン御用達喫茶店」へ。
美味くもないコーヒーでショパンを偲びながら、正午にホテルをチェックアウト。

ショパン国際空港からチェコプラハへ向かう。
ポーランド航空のカウンターに到着すると、流暢な日本語を操るポーランド人女性職員が「成田ですか?」と声をかけてきた。
ここから成田への直行便があるので、日本人客が多く、何時も満席らしい。
彼女の手助けで、順調に搭乗手続きも修了。
搭乗口近くの喫茶店で昼食をとっている時に、大事件が勃発した。

我々の予定便だけが、いつまでもボーディングゲートの搭乗ナンバーが点灯しない。
過去の経験では、このような場合は良くないことが起きる。
搭乗予定の一時間ほど前に改めてチェックに行くと、訳の分からないポーランド語が書いてある。
これは何だと質問したら、「この便はキャンセル」と説明され、慌ててサービスカウンターへの向かう。
係員も慣れたもので、直ぐにルフトハンザのミュンヘン経由プラハ行きへと切り替えてくれたが、キャンセルの理由は「Mechanical reason」と言う。
また預けた手荷物は「Ccornerで取り戻す手続きを」と教えられたが、それが広い空港のどこにあるのかが分からない。
多くの人が並んでいる列を辛抱強く待って、やっと我々の番になったが、係員から「その手続きはここではない、あっちから一旦外に出て」とか、とにかく要領を得ない。
手荷物コーナーに行っても、そこは到着便の荷物を受取る場所なので、待てど暮らせど出てこない。
到着便クルーがいたので、必死に事情を説明したら、「それならlost and foundに行け」と言われ、そこでまた列に並ぶ。
やっと我々の順番になり、汗だくで事情を説明したら、5Aのコーナーで荷物を受け取ることになったが、この5Aの発音が聞き取れない。
紙に書いて貰ってやっとわかる始末だったが、とにもかくにも1時間近い悪戦苦闘の結果、どうにか荷物を取り戻すことに成功。
続いてルフトハンザの搭乗手続きを終え、やっと新しいチケットを入手できた時は、心底ホッとした。

しかしこれだけでは、全てが終わった訳ではなかった。
本日から宿泊予定のホテルには、チェックイン予定が午後5時になっている。
遅れて勝手にキャンセルされると面倒なので、ポーランド航空窓口に行って、「お宅の所為でエラい迷惑しているので、ホテルに遅れると電話してくれ」と談判してみた。
すると、「電話を持ってくるから、自分で交渉しろ」と言われたが、こちらも何とか事前連絡ができた。

「やれやれこれで一安心」の積りが、今度はルフトハンザ機が「到着便遅れでディレイ」と言い出した。
乗り継ぎのミュンヘンでは、待ち時間はおよそ30分もない。
20分遅れでミュンヘンに到着したが、プラハ行きの搭乗時間まで残り5分。
我々夫婦と同じポーランド航空便キャンセルの犠牲者でプラハを目指す連中は、速足、中には駆け足で次の搭乗カウンターを目指す。
ところが、息を切らせて辿り着くと、そこでも「到着便遅れで30分ディレイ」の表示。
いくら海外ではトラブルが頻発すると言っても、直前のフライトキャンセルから始まるこれほどの大騒動、大災厄は初めての経験だ。

当初の予定から5時間以上遅れて、午後10時に何とかチェコの目的ホテルに辿り着いた。