昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ジャックマール・アンドレ美術館と凱旋門

二日間に亘るモン・サン・ミッシェル島と四古城めぐりの疲れで、なかなか起きだせない。
結局午前11時ころから、ジャックマーレ・アンドレ美術館へ行くことになった。
地下鉄を降りて、およその方向を確認し歩き出したが、なかなか目的地に着かない。
パリ市は凱旋門を中心に、大通りがらせん状に広がっている。
その為に、一本道を間違えると、ドンドン目的地から遠ざかっていく。
結局地図を矯めつ眇めつしながら、ちょうど昼頃にやっとのことで探し当てた。
イメージ 1
この美術館はフランスブルジョワが、金に糸目をつけず収集した美術品を展示している。
幸いなことに、日本語音声ガイドつきなので、作品への理解も進む。
ところがあまりに展示品が多いので、全部を聞いていると時間が足りない。
イメージ 2それでなくても、折からの昼食タイムで、腹が減っていた。
後半はやや端折り気味に鑑賞して、次の目的地、凱旋門を目指す。

途中に人だかりができているショップがあり、美味そうなヌードルを食べているのでとにかく飛びこんでみ
た。
ところがフランス語の説明だけで、店員が英語を理解しない。
どうもヌードルを決め、その後にトッピング三種類、四種類、五種類で値段が違う。
そこは理解できたが、タレの種類が分からない。
ヌードルはソバ、タレはヨメが唯一解読した「カレー」を注文したが、実際に持ってこられたのは、カレー風ドレッシングがかかった、伸び切ったカレー風ソバもどきの代物。
イメージ 3

食べることはできるが、全く美味くない。
しかも濃い味付けなので、直ぐに腹一杯になり、何時までも胃もたれ感がある。
こんな商品でも、パリでは人気が出ているようだ。

そこから凱旋門までは、歩いていける。
凱旋門周辺には、中国人を中心に多くの観光客が写真撮影に熱中している。
イメージ 4

実は我々夫婦は、パリには何度も来ている。
しかし凱旋門に上ったことはないので、それでは今回はチャレンジで凱旋門からパリ市の眺望を楽しむことにした。
所がこれが大変!
狭くて急な、らせん階段を上ること250段。
途中で疲れが膝に来て一休みしながら、やっと登り切った時にはすっかり息が上がっていた。
それでも、凱旋門かららせん状に広がる道路を目の当たりにすると、パリ市の改造を設計したジョルジュ・オスマンの慧眼に驚く。
イメージ 5
しばらく凱旋門の屋上で休んだ後、帰りもまた階段かと思っていたら、運よくリフトが来た。
聞けば、上りは年寄りと身障者専用だが、下りは誰でも乗せてくれる。
凱旋門で精も根も使い果たし、ホテルに帰るとそのまま爆睡。

夕飯は、昼の口直しも兼ねて、「円」でそばを食べた。
やはり美味い!
パリで日本を満喫できる、数少ない場所だ。