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枝野幸男クン、選挙は結果が全てなのだヨ

僕は、政治家については、好き嫌いで判断するべきではないと思っている。
しかし物心ついて以降、こいつだけは大嫌いと思った政治がが二人いる。
それは、菅直人小池百合子だ。
 
菅直人は、憲政史上最低最悪の首相との見方は、すっかり人口に膾炙した。
菅直人は、鳩山由紀夫がスキャンダルで首相を投げ出した時に、稀代の嫌われ者政治家の小沢一郎と争って、タナボタみたいに首相になった。
しかしその胡散臭さがすぐにばれ、外国人からの不正献金疑惑で立ち往生しているさなかに、関東地区を襲った大地震の影響で国会審議が棚上げされ、九死に一生を得た。
その後の地震津波被害、何よりも福島原発事故への対応のお粗末さで、被害を更に悪化させてしまった。
何よりも、首相の地位にしがみつくためなら何でもありで、仲間のはずだった鳩山由紀夫をペテンにかけたり、原発問題を自らの延命工作に利用したり、その厚顔無恥さは怒りを通り越して呆れ果てるしかなかった。
あの顔つきの嫌らしさ、濁声の聞き取りにくさ、坊主憎けりゃ袈裟までで、今や菅直人の名前を聞いただけで虫唾が走るほどだ。
菅直人の悪口となると、噴火でマグマが噴出するように、年甲斐もなく制御が利かなくなってしまう。
 
小池百合子については、彼女が東京都知事選に出馬するまでは、ほとんど無関心だった。
この時は、ライバル増田真也を支援した石原慎太郎の暴言や、民進党共産党支援の鳥越俊太郎のスキャンダルで自滅したため、ブッチギリで当選した。
その時の小池百合子は、当意即妙な受け答えが注目され、一躍人気者になったが、僕は当初から彼女の所作振舞いと、目つきの嫌らしさが気になっていた。
あんな持って回った慇懃無礼な喋り方や、目線の配り方をするのは、信用できないオンナとの先入観もあった。
都知事になった後の小池百合子は、既得権益に戦う姿勢をでっちあげ、口当たりの良い政策を連発して、更に人気を不動のものに仕上げていった。
しかしその内容は悉く、実現性には疑問符が付きすぐに底が割れる代物ばかりで、冷静に見ればインチキ都知事の化けの皮が剥がれるのは時間の問題だった。
それにしても、小池百合子の凋落ぶりはけたたましい。
わずか一か月前までは飛ぶ鳥を落とすような勢いで、「希望の党」を立ち上げた時は、政権交代で女性初の総理大臣実現の可能性すら議論されていた。
それが今や嫌われ政治家のトップに挙げられ、希望の党内部からすら、失速の戦犯として扱われている。
自業自得、天網恢々だが、ここまで逆風が吹くと、絶頂を極めただけに、世間の風の冷たさが身に染みているだろう。
 
僕は、選挙結果こそが民意だと思っている。
そんな僕には、小池百合子が率いる希望の党の惨敗と、その後の大混乱は嬉しい限りだが、大嫌いだった菅直人小選挙区で勝ち上がったのは納得できない。
菅直人だけでなく、山尾志桜里辻元清美など、小池百合子の自滅さえなければ民進党の議員たちは、ほぼ壊滅していたはずだ。
それが立憲民主党と看板を変えると、何と大ブームを引き起こし、野党第一党に収まってしまった。
やりきれない気持ちだが、これもまた民意と思わざるを得ない。
やはり国民は、自民党と安倍政権を支持する人たちが半分いて、それに絶対反対の人たちも半分入る。
 
立憲民主党枝野幸男は、「棄権が40%もいる今回の選挙は民意を表してはいない。安倍政権が信任されたわけではない」と強弁している。
バカも休み休み言え!
民主主義では、棄権票は権利を放棄したものであり、投票結果で過半数を取った政党が政権を運営することになっている。
勝手に、棄権票は全部自分達へのモノのような言い草は、民主主義も、民主主義の下で行われる選挙制度も理解してはいない。
この僕だって、菅直人山尾志桜里の当選の悔しさを受け入れるために、精神修養に努めている。
しかし野党第一党になった立憲民主党枝野幸男代表は、こんな幼稚で身勝手な発言をする。
誠に情けない限りだ。