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日馬富士事件への素人の妄想

僕は友人知己の間では、江戸川乱歩が生み出した名探偵、明智小五郎をしのぐ推理能力の持ち主と認められ、「明智大五郎」と恐れ戦かれている。

その明智大五郎は、今回の角界を揺るがす大事件の本質は、「貴乃花親方の自作自演」と観ている。

 

先ず判明している事実関係から見ていくと

日馬富士貴ノ岩に暴力を振るったことは間違いない。

・しかし密室の出来事なので、ビール瓶で殴ったかは不明。

貴ノ岩は殴られた翌日以降も、巡業に参加し相撲を取っている。

鳥取警察への被害届は事件の三日後に提出されているが、相撲協会への報告はない。

・入院は事件から一週間以上も経った11月5日で、期間は5日間。

・事件発覚は本場所二日目のスポーツニッポンの記事。

 

最初に発表された診断書に、「頭がい骨骨折、髄液漏れの可能性あり」と書かれていたので、大変な暴行を受けた傷害事件の印象が広がった。

しかしその後、貴ノ岩日馬富士はその場で和解していたとか、元気に巡業に参加している様子が判明した上に、実は警察へ提出された診断書には骨折と書かれていないことを分かってきた。

要は、人命に関わるような大けがではなく、酒を飲んで見境がなくなった日馬富士が、貴ノ岩を一方的に殴った暴力事件のようなのだ。

勿論、日馬富士の責任は重大だ。

朝青龍の前例に倣えば、場合によっては廃業、引退の処分も考えられる。

 

しかしこの問題を複雑にしている最大の原因は、親方貴乃花の不可解な行動にある。

こんな問題が起きると、決まって相撲協会の古い体質が持ち上がられる。

今回もまた、相撲協会の隠ぺい体質を指摘する声がある。

しかし相撲協会は、当事者及び当事者が所属する部屋からの情報がなければ、何が起きたかは分からない。

すると、「改革派の貴乃花親方にとって、旧態依然とした相撲協会は信用できない」と、貴乃花を擁護する意見が出てくる。

しかし個人的に信用しようとすまいと、組織に所属する人間であれば守るべきルールがある。

それは事件について、警察に被害届を提出すると同時に、教会へも報告することだ。

 

ここからは推測であり、邪推でもあるが、

貴乃花は、事件を公にするタイミングを計っていた。

・それを教会が最も困る本場所に合わせ、旧知のスポーツ新聞にバラした。

・その背景には、相撲協会における貴乃花の扱いへの不満が募っていた。 

のではないだろうか。

 

僕には、今回の貴乃花の行動は、自民党を飛び出した小池百合子とダブって見える。

いずれも改革派を自称したが、組織内ではほとんど支持されることがなく孤立していた。

その結果、小池百合子自民党を悪役に仕立てることで、東京都知事となった。

その後の経緯はご存知の通りで、小池百合子は実は改革派でも何でもなく、単に自分を評価しなかった古巣の自民党への意趣返しをやってきただけだったことが分かってきている。

 

貴乃花も同じではないだろうか。

一部のマスコミでは、古く腐った体質の日本相撲協会を立ち直らせる救世主扱いされた貴乃花だが、教会内での賛同者は少なく、前回の理事長選挙では大惨敗を喫している。

その結果、巡業部長を仰せつかったが、これは中枢から外された窓際族扱いとも言われていた。

貴乃花は、自分をそんな境遇に追いやった相撲協会に一矢報いたかった。

それだけの理由で、弟子の貴ノ岩のへの傷害事件を利用して、相撲協会に嫌がらせをしている。

と、そんな気がする。

 

貴乃花は、相撲に関しては極めてストイックな考えだと聞いている。

確かに彼の相撲解説を聞いていても、弟子にも自分にも極めて厳しい物言いが多い。

しかし余りにも度が過ぎて、些か「ちょっとおかしいのでは」とも思わせる雰囲気がある。

貴乃花は、既に正常な判断能力が欠落しているのではとも思う。

 

以上、名探偵明智大五郎の勝手気ままな妄想です。

間違っていたらごめんなさいで、悪しからずです。