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石平氏とラサール石井氏

面白いツイッター記事を見つけた。
平氏が最近のテレビ番組「笑点」について、「まるで社民党が吐いたセリフのような偏った政治批判が飛び出した。大好きな笑点だが、そこまで堕ちたか」とツイートしたのだ。
このツイートは僕も読んだが、確かに最近の笑点は、落語家が情報弱者の老人を相手に安倍政権を批判する場面が多いと思う。
尤も石平氏とは違い、笑点は好きな番組でもないし、実際には放送作家のネタを落語家は演じているだけと思っている僕は、敢てツイートして憂さ晴らしをしようとは思わないまでだ。
 
ところが途端に左翼陣営から、石平氏の出自(中国からの帰化人)を持ち出し、「中国並みの言論弾圧だ」と批判されたらしい。
平氏は、こんな日本の左翼こそ差別主義者であり、人間の屑と反発していた。
そんな多くの左巻き連中の中でも、ラサール石井氏は、石平氏を「無知無教養」と攻撃したらしい。
さすがに石平氏は、「私は確かに、大した知識人でもなければ教養人でもない。しかし私と私の周辺の人間からすれば、ラサール石井さんが知識とか教養云々と言うこと自体、既に滑稽」と、痛烈に反批判を返した。
 
ラサール石井氏が、いくら自分こそ教養人と信じていても、世の中には絶対に無知蒙昧と侮ってはいけない人がいる。
平氏は、間違いなくその一人だ。
それはラサール石井氏は、私立高校の最難関、ラサール高校を卒業したにも拘らず東大に進学できなかったが、石平氏は東大よりも更に偏差値が高いと言われる北京大学卒と言う、所謂学歴の差故ではない。
例え東大や北京大学を卒業しても、箸も棒にもかからないような人物は五万といる。
そんな学歴の看板ではなく、石平氏はあの中華人民共和国で、命がけで中国共産党と戦ってきた人物だからだ。
例えラサール石井氏が、日本のテレビ業界での成功者で、本人は気の利いた論陣を張っている積りでも、言論の自由が保障されている日本では、別段命を懸けて安倍政権を批判しているわけではない。
その点で、共産党を批判しただけで抑留され、人知れず始末されてしまう中国の国家権力、就中中国共産党に対して戦いを挑んだ人物の凄み、深みを理解できるはずがない。
また、日本人の中でも博識の程度においては一目置かれている小説家、百田尚樹氏が、石平氏の知識や歴史への造詣の深さには感心しきりだし、台湾の李登輝元総統ですら、石平氏の著作の愛読者と告白されるほど、石平氏は筋金入りの知識人なのだ。
 
思想的な相違は、話し合いや議論で片付くことは少ない。
自分と主義主張が違う人を、政治的立場から批判することは自由だ。
しかしその中には、自ずと超えてはいけない一線があるし、ディベート相手へのリスペクトも重要だ。
それを言うに事欠いて、石平氏を「無知無教養」と決めつけるとは、ラサール石井氏の勘違い、思い上がりにつける薬が見当たらない。
生半可で中途半端な知識で、他人を攻撃すれば、却ってお里が知れてしまう。
 
僕がラサール石井氏の知り合いだったら、「ここはすぐに謝罪して幕引きを図るよう」にアドバイスしたいほどの恥知らず行為だ。
しかしラサール石井氏は、最近すっかり左巻きテレビタレント的発言を多発している。
彼の政治信条からは、石平氏は「無知無教養」と映るのかもしれない。
しかしそれこそ、夜郎自大の我田引水。
僕には、ラサール石井氏自身が、自らの無内容さ、浅薄な知識を曝け出しているようにしか見えないが。