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日本サッカーへの評価

昨日はゴルフの予定があり、一昨日のワールドカップ予選、日本対ポーランド戦は録画で楽しむことにしていた。

結果が楽しみなので、朝からテレビは見ない、ゴルフ場でも知らない人たちには近づかない。

他人の話にはひたすら耳に栓状態で、帰宅後、20時間遅れでの試合鑑賞となった。

 

実は僕の事前の予想では、「日本はポーランドに一点差で負けるが、セネガルは二点差以上で負けるので、日本は予選リーグを突破する」だった。

イエローカード差の決着などのルールは、恥ずかしながら知らなかった。

勿論本心は、「最低でも引き分け、ポーランドは予選落ちが決定しているのだから、たとえ実力差はあっても、ひょっとしたら勝つかも」との期待はあったが。

 

しかしやはり案の定、後半にポーランドに先制され、コロンビア対セネガルは同点との速報で、一気に不安感が高まる。

尤も、この予選リーグ二試合での日本チームの闘い方が素晴らしかったので、仮に決勝リーグへ進めなくてもそれはそれで満足できると、自分で自分を慰めていた。

ところが終盤にコロンビアが得点すると、途端に日本の闘い方が大きく変わった。

その後の経緯は、世界中で話題になり、賛否両論の大騒ぎになった通り。

 

正直に言えば、これほどつまらない試合はなかった。

一点差負け狙いの日本と、とにかく予選リーグで勝ち点が欲しいポーランドが、見事に歩調を合わせ、一切の攻撃を放棄して、練習の準備運動のようなパス回しに終始。

その間、およそ10分。

会場はブーイングの嵐だが、NHK放送の解説者は「ここでブーイングに負けてはいけません」と、西野監督の作戦を支持していた。

 

翌日の評価では、日本はもちろん海外でも、否定的意見が強かったようだ。

数少ない肯定意見は、「ルール上何一つ問題がない以上、日本は戦略的に戦った」と言うものだ。

実際に予選リーグ三戦目は、各国の利害が入り混じり、ほとんど談合に近い試合も散見される。

勝つ為だったら平気で汚い手を駆使する国々が、こんな時だけ日本たたきするは怪しからんとの意見は大いにうなずける。

一方否定的意見は、「日頃はサムライ魂と潔さを標榜する日本が、目を覆いたくなるような姑息な手段を用いたことで、世界中の物笑いになり信用を失った」に代表される。

反日国家の中国や韓国はその急先鋒だが、ヨーロッパ諸国でも甚だ評判は悪い。

 

実は僕も、今回の作戦には否定的だ。

しかしそれは、さほど高邁なものではない。

これで大嫌いな韓国サッカーに対して、文句を言いにくくなったからだ。

韓国サッカーは荒っぽさが特徴で、今回の予選リーグでも参加国中最多ペナルティだ。

「テコンドーサッカー」「飛蹴りサッカー」と言われ、ルール無視と品格のなさでは群を抜いている。

しかしそれでも韓国人は、「ルールの範囲内であり、その都度ペナルティとして不利な立場に置かれている」と開き直っている。

僕はそんな韓国サッカーを軽蔑し文句タラタラだったが、今後は「日本だって」と言い返されそうで憂鬱だ。

 

それにしても西野監督は、思い切った、言い換えれば、全く損な作戦をとったものだ。

あの戦い方で首尾良く予選を突破できても、見苦しいと批判されるのは目に見えている。

セネガルが同点にでも追いついていれば、日本は決勝に進めないのだから非難轟々、国賊扱いになる。

その全てを覚悟して、一点差負けを選択したのだから、評価は次の一戦に尽きる。

ベルギーに勝ってベスト8に進出したら、「西野朗は稀代の名監督」と言われるし、負けようものなら「それ見た事か」と罵倒、嘲笑される。

代表チームの監督なんて因果な商売だが、日本人としては優勝候補筆頭のベルギーに一泡吹かせて欲しいものだ。