昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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TBSの偏向報道

最近は、ほとんど地上波テレビを見ない。
余りにも、ワイドショーの偏向があからさまだからだ。
それでも先週木曜日、台風12号が心配で久しぶりにTBSのワイドショー「ゴゴスマ」にチャンネルを合わせた。

この日は当初から、気象予報士が熱弁を振るい、今回の台風の危険性を訴えていた。
そこまでは大いに参考になったが、次のコーナーは文科省エリートの贈収賄疑惑の追及だった。
文科省からの補助金とバーターで、高級官僚の息子を東京医科大学に合格させる約束が賄賂になると、三人の関係者が逮捕されている。
その疑獄の証拠として、文科省官僚、佐野太と東京医科大学、臼田正彦理事長と、霞ケ関ブローカーとして紹介された谷口浩司の、会食時の録音テープが紹介された。
そんな三人だけの内緒話が、何故公になるのだろうか?

テープの内容は、
   臼田  「お代官様、斯く斯く然々、今年こそ補助金をお願いいたします」
   佐野  「ウム、分かった。では書類は斯くの如く整えよ」
   臼田  「ありがたや、ありがたや。これでお代官様のご子息の合格間違いなしです」
   佐野  「よろしく、だけどこれはナイショだからね」
   谷口  「それでは皆さん、パァ~ッといきましょう」
みたいな調子で進み、将に越前屋と代官と小役人の悪だくみそのもので、極めて心証が悪い。

何かと噛みつくたびに、ブーメランが我が身に刺さってしまう常習犯、蓮舫女史がまたまた「この問題には、黒幕がいるに違いない」とツィッターで騒ぎ始めた。
ところがこの日、とんでもない爆弾投稿が投げ込まれた。
何とTBSに、事件の黒幕扱いされた谷口の妻が、「本当の黒幕は立憲民主党吉田統彦議員」と、国会議員を名指して発表してしまった。

力み返って「黒幕の存在」を主張した蓮舫女史は、自分の政党の国会議員の名前が出て来るとは夢にも思っていなかったに違いない。
また、モリカケ問題を執拗に追及したマスコミなら、当然この爆弾発言を取材して報道するはずだ。
そう思って、翌日の「ゴゴスマ」を見ると、見事にこの問題をスルー。
前日にはあれほど熱心な追及姿勢を見せていたのに、この日は上沼恵美子の別居報道を延々と垂れ流していた。

こんなに分かりやすい、偏向した報道姿勢はない。
安倍政権や自民党なら、疑惑がなくても作り上げてしまう。
思い込みと憶測で、「疑惑だ」「説明責任だ」と、局を挙げて煽り立てる。
ところが、野党のスキャンダルとなると、TBSを始めとして、全部の報道機関が知らぬ顔の半兵衛を決め込む。

社会の木鐸とか、真実の報道とか、今までのマスコミは、一応は客観性を売り物にしていた。
ところがいつの間にか、大半のマスコミが、反安倍首相の報道機関になっている。
彼らは、安倍政権の足を引っ張る事なら、針小棒大、無理筋でも何でも、世論誘導に走る。
世の中には、未だにマスコミ報道を信用している人たちも多くいるので、それなりの効果を上げてきた。

しかしインターネットの登場で、マスコミの報道を疑問視する人たちも増えている。
今や、マスコミが情報を独占している時代ではない。
我々もまた、ダイレクトに情報を入手し、取捨選択する手段を有した。
自分で情報を判断する連中は、マスコミがいくら煽り立てても、簡単には信用しない。

今後マスコミの影響力は、加速度的に衰えていくだろう。
焦るマスコミは更なる悪足搔きで、有名人やコメンテータを使って必死の世論操作に走るだろうが、そのやり方がバレバレなので、益々信用を失くしていく。
TBSが必死に安倍政権を叩いても、結果的に却って安倍政権支持者の結束を強化している。
そんなことにも気が付かず、姑息な手法で影響力維持と生き残りを図るマスコミだが、時代の変化を全く理解できていない。
TBSを見ていると、そんな思いを強く持つ。