昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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間違えても間違えられてもいけないこと

世の中には、絶対に間違えても間違えられてもいけないことがある。
 
僕の義兄は親孝行息子で、寡婦となった母親の最期を甲斐甲斐しく看取った。
その様は近所の人たちも感心するほどで、義母に対して「イイ息子さんを持たれて幸せですね」と褒め言葉をかける人が多かった。
ムスコ自慢だった義母には、このセリフは大層嬉しかったに違いない。
しかし誰もがホッコリした気分になるほど献身的に介護していた義兄が、色を成して怒っていたことがある。
それは、担当の看護婦からかけられた一言に対してだった。
この看護婦は、義兄の振舞いに感心至極で褒めちぎったらしいが、その次のセリフが滑ってしまった。
 
「ご主人ですか?」
 
義兄は若く見えるタイプではないが、それでもその時点の義母は百歳のちょっと手前。
確かにその歳にしては、肌はきめ細かいし、表情にも愛嬌がある。
その昔一世を風靡した「キンさん、ギンさん」を髣髴とさせる、いわゆる可愛いお婆ちゃんだったが、義兄とは30以上の年齢差がある。
紀州ドンファンもの例を引くまでもなく、世間には「妻が遥かに歳下」の組合せは結構ある。
しかし、夫が遥か歳下のケースはレアだ。
「選りに選ってオヤジと間違えるとは、プロの看護婦としては大問題だ!と、義兄は悲憤慷慨だった。
 
些かニュアンスが違うが、海外に行くと特にヨーロッパでは「Are you Chinese?」と質問されることがある。
その度に、「No!!! I’m JAPANESE.」とムキになって答えるのだが、連中はなぜそんなに気色ばむのかが理解できない。
未だ「Are you Korean?」と聞かれたことはないが、多くの西洋人には、アジア人は皆同じように見えるらしく、日本人と中国人、韓国人との差に興味がない輩が多い。
しかし中国人や韓国人が、具体的に現地で迷惑をかけていると、対応が変わってくる。
 
たまたまイギリスのマンチェスターに行った時、イミグレーションには韓国人団体客がひしめいていた。
「ニダ、ニダ」「ウリ、ウリ」の大喧噪でウンザリしながらも、おとなしく列の最後尾に並んでいると入管職員が近寄ってきた。
Areyou Japanese?」と質問されたので、誇らし気に「Yes, I’m Japanese.」と答えると、「ならばついて来い」とガラガラのレーンで、アッと言う間に入管手続きを終えることが出来た。
現地の日本人に聞くと、「韓国人や中国人は不正入国者が多いので審査が厳しいが、日本人は信用が高い」とのこと。
それよりも、その時の僕は気品漂う立ち姿だったのだろう、顔立ちだけで日本人と特定されたのが嬉しかった。
 
最近の韓国の狼藉振りを見るにつけ、韓国人と間違えられるのは我慢できないし、無理を承知で屁理屈ゴリ押しの中国人もまた御免被りたい人種だ。
国家を上げて反日行動を繰り返すのも、韓国と中国だけだ。
そんな連中と間違われるのは、迷惑極まりない。
 
しかしこの両国と接点が少ない国際社会に対しては、日本人の素晴らしさと同時に、この両国の理不尽さもまたアピールしなければならない。
日本人の一人一人が国際的諜報活動に慣れないといけないが、その一歩が、「I’m JAPANESE.」から始まる。
中国人や韓国人に間違えられたら、その場で毅然と「絶対にチ・ガ・ウ!」ことを強調しなければと思う。