昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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名門ゴルフ場なんてフンだ!

関東屈指の名門、戸塚ゴルフ倶楽部でプレイするチャンスに恵まれた。
ここは、宇和島の高校生の練習船えひめ丸」が米軍原子力潜水艦と衝突した際、時の森総理大臣がプレイ中だったゴルフ場だ。
森喜朗は、すぐにプレイをやめなかった事が批判され、結果として短命政権になってしまった。

タクシーで乗り付けたが、荘厳なゲートには門番のようなオジサンがいる。
受付でチェックイン後貴重品をロッカーに預けるが、指認証のやり方が難しく、結局係員を読んで教えてもらう事になった。
ビジターのロッカールームは地下。
一階にロッカーがあるメンバーとは、明らかに差がある。
我々がプレイできたのはチャンピオンコースの西ではなく、比較的ビジターがプレイできる東コースの方。

グリーンで練習後、アウトコースからスタートした。
いきなり左右OBのプレッシャーがかかる、打ちおろしのパー4。
アップダウンがあるが、カートでの移動なのでさほど苦にはならない。
キャディ曰く「東は狭くてトリッキー、グリーンが難しい。西コースは長いが広々としているので、スコアは西の方が良くなる」
「それでは西でやりたい」となるが、メンバー同伴でなければ絶対に無理との事。

ここで、キャディが「ローカルルールでスルーザグリーン6インチOKです」と説明する。
見たところ、フェアウェイもさほど傷んではいない。
万一、少々凸凹があったとしても、戸塚カントリー倶楽部程の名門コースなら、「ノータッチプレイが当たり前」との先入観を持っていたので、些かと言うより、大いに驚いた。
ゴルフコースにとっては、ゴルファーがダフってデボット跡を作るのを嫌がっているのかもしれないが、ゴルフはどんな時でもノータッチでプレイするべきだろう。
無論、拘りゴルファーの当方は、敢然と6インチプレイスを拒否、ノータッチプレイを続けた。

プレイが終わって脱衣場で脱いだゴルフシューズを宅急便取扱所に持っていく段で、ビジターはメンバーズロッカーを通れない。
わざわざ地階へ降り、再度一階へ上がらないといけない。
ビジターがヒョイと入ったりすると、うるさいメンバーから厳しく注意されるようだ。
最初は知らずにメンバーズロッカーを通り抜けてしまったが、幸いメンバーの誰にも会わず、「今日はラッキー!」
6インチプレイスには文句を言わないくせに、ロッカールームへの立ち入りごときを許さないなんて、名門戸塚カントリー倶楽部も大したもんではない。

当方にとっては、居心地の良いホームコースこそ、気位の高い名門よりはるかに勝る。