昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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JALのファーストクラスはこの世の天国だった

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ちょうど一年前の1月末、僕は帰国便チェックイン手続きの為、シカゴオヘア空港のJALカウンターに到着した。

すると、JALのオネエサンが「○○様、あのーぉ、まことに申し訳ありませんが、本日のこの便はビジネスクラスが満席となっております」と切出してきた。
「何ィ、俺は正規料金でチケットを買っているんだゾ!」と一瞬顔色が変わったが、次のオネエサンの台詞は全く予想外の、「出来ましたら、ファーストクラスへの移動をお願いしたいんですが」だった。

あたかもファーストの常連さんのごとく平静を装いながら、「イィイですよ」と答えたが、おそらく声が震えていたのではないだろうか、あまりの嬉しさで、逆に内心すっかり動揺してしまった。
はじめてピンクのファーストクラスチケットを手にJAL機に乗り込んだが、スッチーが「お客様、ファーストも満席になりましたので降りてください」なんて言ってくるのではとビビってしまい、全く落ち着かない。

やっと離陸したので一安心。
生まれて初めてファーストクラスのサービスを受けたが、これはアラブのハーレム、インドカースト制度の最上クラスはかくの如し(ハーレムもカーストも、どんなものか知らないが)と想像できるほど、この世の天国だった。

何より席が広い、180度近いフルフラットシートで安眠可能。布団は羽根布団。広いトイレが11名の客に二つ、よって使用中の状態が無い。
スッチーは上品なベテランさんが三人。肌理細やかにサービスしてくれる。
「お客様、オ肉の焼き加減は?」「ミディアムレアで」なんて会話の後、豪華絢爛、キャビアたっぷりの食事が出てくる。もちろん完食。
お酒は、いかにも高そうなワインリストを渡されるが、中身が全く分からないのでノーサンキュー。
焼酎の「森伊蔵」だったら飲んだ経験ありで、オンザロックで飲み放題。
ラーメンも、「ラーメンでスカイ」のようなインスタントではない。黒豚のチャーシューたっぷりで、容器は陶器の本格派。食べる前から、味もうまいような気がしてしまう。

この素晴らしい体験がいつまでも続きますようと、機内で一睡もしない積りだったが、気圧の関係からか、すっかり酔っ払ってしまい、まもなく熟睡。もったいないことをしてしまった。
この世で、金で天国体験が出来ることが判明。
後で聞いたら、ファーストはエコノミーの四倍料金だとか。
自費なら、ファースト天国の経験はちょっと(というより、絶対に)無理だナァ.......残念!

JAL様。こんな座席移動なら、いつでもウェルカムですよ。